ちょっと前にTwitterで「つみたてNISAの選び方」という話題が荒れていました。というのも意外と高い2,980円の有料記事で出たからですね。
個人的には有料記事というのは良い手法だと思っています。何かしら対価を求めるのは誰しもあるからです。管理人もブログを更新している中で広告を出したりしていますね。
Twitterの株クラ界隈の人たちからするとアホかみたいな話かも知れませんが、まったく投資を知らない人にはフォローしている人が書いた記事というのは価値があるかもですし、投資をはじめるきっかけとして良かったという世界線があるかもです。
前置きが長くなりました。
ネタ切れのため、管理人の考えるつみたてNISAを書いてみました。ダイジェスト版ですが無料なので気軽に楽しんでください。
【初心者向け】つみたてNISAとは
つみたてNISAとは金融庁が支援する長期・積立・分散投資を目的として非課税制度です。
通常は株式などの投資は利益に対して20.315%の税金がかかるところ、つみたてNISAを利用すると非課税となるんですね。
お得な制度ですが、非課税の恩恵をうけるには若干の縛りがあります。
主要なものはこちら。
- 年間40万円まで
- 非課税期間は20年
- 金融庁が許可した商品のみ投資可能
詳しくはこちら。
外部リンク金融庁|つみたてNISAの概要
40万円を小さいと捉えるか、40万円も大きな金額を投資に回すのは怖いと思うかは個人差がありますが、つみたてNISAの非課税枠を埋めれば老後の年金足りない問題がそこそこ解決できるレベルと思って貰ってOKです。
国が用意した自助制度なんですね。
ちなみにですが、金融庁は非常にしっかりした組織で、けっこうガチで庶民の資産形成を考えています。
それは作っているサイトのコンテンツでも明らかで、初心者でも分かりやすい内容を短いページでまとめています。
外部リンク金融庁|投資の基本

たぶんだけど、投資初心者は上記のページを読んで気になったこと、分からなかったことをTwitterで詳しそうな人に聞きまくれば十分脱初心者になります。
私宛にメンションつけて発信してくれたら答えられる範囲は対応しますよ。無理でも他の投資アカウントの人が勝手に対応してくれそうですし。笑
管理人のTwitterアカウントはこちら。良かったらフォローして下さいね。
投資は怖い?
まったく投資をしたことがない人だと株式=ギャンブルと思うかも知れませんね。
しかし株式投資というのは思った以上に私たちの生活に根付いており、たとえば将来受け取る年金などは少子高齢化で不足する分を株式や債券で運用しています。
例えばGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用はこちらの通り。
画像:GPIF年金運用状況
2020年度第2四半期末時点での運用額は167兆5385億円で、収益(利益)は74兆円にものぼります。
ちなみに、このうち半分の50%が株式で運用されており、世界中が金融崩壊したリーマンショックでも赤字になっていないのは知っておいても良いかも知れません。
長期では株式投資は安定する
株式投資は20年以上の長期投資になってくると大損をしにくくなります。
こちらは金融庁の資料。
左の図は5年間保有したケースで、儲かることもありますけど損するケースも散見されます。しかし右側のように20年保有すると過去の事例では損をしていないのが分かりますね。
上記は株式だけでなく比較的値動きの安定した債券にも投資をしていますが、世界中のどの国を見ても長期間を保有すると損をしにくい状況になります。
こちらはクレディスイスからの資料。
それぞれの国で代表的な株価指数(日経平均とかダウ工業平均とかですね)を100年保有したときの図で、青色のバーが株式の利回りを表します。
100年間の平均リターンは全世界だと5.2%というワケですね。バブル崩壊後オワコンと言われた日本株でも超長期で見ると敗戦を含めても4.2%くらいあって、案外悪くない利回りを見せています。
5.2%って10万円が1年後には10万5千円かぁ、と思うかも知れませんが、超長期で考えるとびっくりするくらいになります。
例えば10万円✕1.052✕1.052と掛け算を続けて100年掛けたとしましょう。
結果はこちら。
10万円が1500万円強になってるけど何%の利回りだろ。15000%なんて普段使わないので良く分かりません。
が、たった5.2%でも100年経てば150倍くらいになるのは分かります。
株式の長期投資とか言ってる人は大体この系統と思っておけばOKです。
買うべき投資信託の答えは出ている
ちなみに、どんな投資商品を買えば良いの?という話ですが、コレを選んだら終わりという商品がすでに出ています。理屈はどうでも良いから最適解という人もいるでしょうから先に書いておきましょう。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)という投資信託ですね。コピペしておいて、否定的な記事を探しても、まぁほとんど見つからない稀有な商品です。
関連記事最終兵器eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)これ一本で投資終了
参考で他の人が書いている記事です。
外部リンク【つみたてNISA】eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)が凄いってホント?どのぐらい儲かる?
では、つみたてNISAのメリットやデメリットを見て、そのあとに投資信託の選び方などを知っていきましょう。
つみたてNISAのメリットとデメリット【失敗しないために】
メリットは前述した非課税が大きいです。
もちろんデメリットもあるんですが、一番大きいのは投資は自己責任ということでしょうか。選んだ商品によっては損する可能性があります。
とくに景況をもろに受けますので、投資商品を現金化したいときにリーマンショックみたいなことが起こったら…
あと、何だかんだいってお金がかかるということでしょうか。
将来のためとは言いながら、年40万円、月にして33,333円を投資に回すというのは庶民にとってはけっこう大金だと思うんですよね。

私もボーナスから無理矢理捻出しています。涙
【投資商品の選び方】どういう基準で投資信託を選ぶべき?
つみたてNISAで選べる商品のほとんどは投資信託という株式の詰め合わせみたいなものです。
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
選ぶ基準は自分がどれだけ損をして大丈夫か
どんな投資信託を選べば良いかというのは人それぞれで難しいです。
理由は個々人によってリスク許容度が違うから。毎月10万円お小遣いがある人と、少ない給料の中から将来の為に月1万円を出す人では5千円の損でもダメージがまったく違いますよね。
習うより慣れろ
という言葉があります。
投資が一般的にならない理由の一つに初心者向きの投資信託なんてないという事実があります。初心者だからローリスクローリターンと考えるかもですが、つみたてNISAで選べる投資信託はミドルリスクからハイリスクな商品が中心です。
なぜかというと、安全な国債中心だとリターンが望めないから。
自分で損をして良い金額を決めて選ぶ必要があります。
ただ、漠然とどれだけ損する金額というのは分かりにくいですよね。
Twitter投資界隈で有名なナザールさんのサイトより画像をお借りしてイメージしやすくしてみました。
画像を見るとリターンというのがざっくり儲かる見込みです。一般的な先進国株式だと年5.3%が期待できるというワケ。
毎年これだけ儲かれば良いんですけど、株式って毎日値段が変わるので変動幅はリスクと書かれていることが多いですね。
もう少しイメージしやすいのがこちら。
つまり期待リターンがプラスで値動き(リスク)の幅が小さいと儲かる可能性が高い、となります。
ただし、これも統計上の数値なので2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックみたいに大きな暴落があります。
しかし統計が取れているので、ざっくりリスクの2倍くらいの損失を見ていれば大丈夫というデータも出ています。
上図で見ると先進国株式は
リスク16.7%×2倍(37.4%)-期待リターン5.3%=32.1%
となります。
最大値の2倍まで動くのが約95%の確率と言われているので、リーマンショックは100年に一度級と言われていました。
最大損失の目安は40~50%
一つの目安としては歴史的な暴落だと40~50%くらい値下がりをします。直近だとリーマンショックであったりコロナショックでした。
なので、投資は余剰資金でおこなう必要がありますね。
絶対に避けたい!初心者がやりがちな間違った選び方
一番やってしまいがちなミスは流行りものに手を出す、ということ。
数年前だとアメリカ株の人気が凄かったです。GAFAをはじめプラットフォームを握っている企業を多く輩出しているからですね。
今もアメリカ株は強く、少し前まではアメリカ株の中でも高配当株が人気でしたが、最近はGAFAをはじめとしたハイテク企業が人気です。
流行りものが次の10年も人気があるかというと微妙ですよね。そういえばリーマンショック前はBRICsと呼ばれる新興国の時代でした。
中国株やインド株が儲かるというニュースや記事を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
関連記事【動揺】2006年に買ったインド株投信をガチホしたらどうなっていたか
関連記事新興国株式がどれくらいの熱狂だったかを思い出してみる

クレディスイスPDF8ページ目 世界の株式推移(1899-2017)
スマホだと見にくいので指でふわっと広げてください。
上の画像は1900年からの世界各国の株式時価総額がどう推移したかを表しています。新興国だった日本が日清日露戦争を経て、列強入りし、敗戦し、そのあと驚異的な戦後復興と金融バブル、そして崩壊がビジュアルで分かります。
バブル当時はジャパンアズナンバーワンと言われ、世界のエリートが日本式経営を見習うべきだという時代でした。今は日本の文化を誉めることはあっても、経営を学ぼうという意識は聞かなくなりましたね。
正直、100年レベルだと、どの国が覇権を獲るか分からないので全世界へ投資しているのが一番気楽で良いと思います。
今現在はアメリカが二度目の天下を取っていますが、1900年当時はまだ列強入りしたばかりの若い国でした。
GAFAなどを見ていると国レベルではなく、次の時代は企業単位なのかも知れません。そうすると何だかんだで全世界の株式に投資が正解かな、と。
実際私がどのように投資信託を選んだか
管理人がつみたてNISAで投資をしているのはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)という投資信託です。
てめー、全世界株式じゃないのか、という声が聞こえてきます。
言い訳としては、すでに大昔に全世界株式を大量に買い込んだから、というものがあります。
あとはS&P500というのは米国を代表する大企業500社への投資なので、売り上げ規模で見ると意外に世界分散されているというのも理由の一つ。
ちょっと古いデータですが、意外に世界株式の時価総額と比例した感じでアメリカ以外の売上が分散されています。
株式の価格が上がるということは企業がお金を稼ぐから。グローバル化が進めば進むほど、この比率は変わってきますし、今後20~30年くらいは世界的企業の中心はアメリカにあるかな、と。
あと、昔は紹介していたeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はまだ存在していなかったということもあります。
なので、私の選んだ投資信託というのはあまり参考にならないかも。
ただ、歴史的に見て長期的に成長してきた指数(日経平均みたいなもの)ですし、投資の世界では一番メジャーな指数でありスタンダードです。これだけでも十分に分散されていると思います。
いくら積み立てたらどれぐらいになって返ってくるの?
つみたてNISAは年40万円の投資ができて、20年間の非課税期間があります。
40万円 ✕ 20年 = 800万円
20年かけて投資を続けるのだから、わりと長期で非課税後のリターンは安定すると考えて良いでしょう。100年で4.5%という世界株式の期待値をかけたくなります。
とはいえ、
800万円が20年に数倍で〇〇万円
という考えは止めた方が良いですね。
2021年に投資した40万円は20年という時間を味方にできますが、後半の2039年に投資した40万円は年ごとの変動が大きいから。
もう一度、金融庁の画像を見てみましょう。
保有期間が短いと安定感が低いんですね。
というワケで、ざっくりですが800万円投資して1.5倍~2倍くらいを想像してると良いんじゃないかな、と思います。
つみたてNISAの20年というのは意外と長い期間です。ちゃんと出口戦略を考えておくと安心できるはず。
つみたてNISAの出口戦略
個人的な考えですが、コツコツ20年かけて積み立てるんだから、老後に20年かけてチビチビ取り崩すのが良いんじゃないかな、と。
投資本やニュース記事などを見ていると、800万円がいくらに増えて、老後にこれだけ使えるという話が多いのですが、年金で足りない分を非課税が終わったものから生活費に補填をするとちょうど良さそうな気もします。
40万円が20年で2倍になっていれば80万円なので、年金+80万円(相場によって変動あり)で暮らす感じですかね。
足りないと思う人はもう少し多めに貯金するなどがベターかな、と。
実際にゆっくり取り崩すサービスも用意されています。
関連記事つみたてNISAの出口戦略|楽天証券の投資信託自動取り崩しサービスを使おう
だだだっと書いたんですが、こんな感じでつみたてNISAを活用すると、老後のお金の不安がすこし楽になるかな、と。
投資クラスタの方には何を今さらと言われるかもですが、もしお役に立てそうな部分がありましたらTwitterなどでシェア頂ければ幸いです。
もし、はじめましての方がいらっしゃれば管理人のTwitterをフォローしてください。けっこうお金の話を呟いています。
長文になっちゃいましたがお読み頂きありがとうございました。たまには基礎も思いだしつつ、一緒に投資を続けていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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