じぶん年金という言葉が広がってきたな、と最近感じます。
私たちの世代は年金単体での生活は厳しく、かといって給料はそこまで上がらず、税負担の方が大きい。日々の生活で実感するからこそ資産運用を通じて「いっそ自分専用の年金を作っちゃえ」となるんですね。
さて、じぶん年金を作っている読者様から相談をいただいたので記事にしました。
読者様からの相談をまとめると
- つみたてNISAは楽天バランス株式重視(全世界株式70:全世界債券30)
- 上記とは別にETFで「じぶん年金」を作っていきたい
- 予算は月2万円程度
- 2558(S&P500)と債券を組み合わせたいがBND相当の商品がない
上記を踏まえたうえで、管理人ならこうするだろうなぁ、という回答をしていきましょう。
月予算がリアルに管理人の副収入と近くなりそうなのでめちゃ悩んだりもしました。笑
じぶん年金の債券ポートフォリオで悩んでいます
まずは読者様のメッセージから。
少しだけコメントを挿入しています。
ななし様
はじめまして、突然申し訳ございません。そふそふと申します。
今年からつみたてNISAをはじめました42才の、正社員で働いたことが無い現在はパート主婦です。旦那(40才)は正社員。子なし世帯です。
年金不足解消のため2018年から株式の本や、ブログを読み始め、ななし様にたどり着きました。シンプルな文章と堅実な投資でブログ村始め、フォロワーさんも増えつつあり、書籍が出版される日も近いのではないかと思い、楽しみにしております。
※さすがに書籍は無理でしょうw
さて、私事ですがご相談させていただけないかと思い、不躾ながらご連絡させていただきました。やっとこさ今年から「バランスファンドって便利〜」という理由で楽天証券にて『楽天バンガード・株式重視型』をつみたてNISA枠フルで行っております。
イデコの枠を使えばいいのですがETFに興味がわき、ETF2558か2559で、じぶん年金を構成しようかなと。その際の債券部分について悩んでいます。BNDはもちろん候補なのですが、つみたてニーサがVTとBNDとBNDXで構成されているので、分散という意味でBND以外の銘柄を考えた方が良いのか、(かといってめぼしい銘柄も探しあぐねているのですが。。)という事です。
私の中ではつみたてNISAは本当にほったらかしで、新しいポートフォリオをETFで作るというイメージでいます。この考え方も良いのか悪いのか。。。いや、リバランス不要が良くてバランスファンドにしたのに。。。ちょっとナンセンスな気もするのですが。。。
ドル買いはまだしたことがありません。扶養範囲内のパートの身ですので、じぶん年金に費やせるのは月に2万円程。しんどい世代なので怖がりです。。。
※つみたてNISAを使い、更に2万円というのはかなり上位層なはず。
ETFで構成する際、どのような考え方をしたら良いのか、ブログも何度も読ませて頂いているのですがなかなか見えてきません。尚、つみたてニーサは50代に入ったら『楽天バンガード・均等型』に乗り換える予定です。私のような使い方でこれから資産が増えるのでは?とも思っております。
不足している情報がありましたらなんなりとお尋ねください。自己責任であることは重々承知の上です。どうかお気軽に、お暇な折、お時間の許す範囲で。お時間なき折はどうぞお捨て置き下さいませ。よろしくお願い致します。
尚、ななし様のブログの他にベースとなっている本は『お金が勝手に貯まってしまう最高の家計』です。長文失礼いたしました。
東証で買える2558、2559というのは鉄板商品ですね。投資に絶対はありませんが2558(S&P500ETF)、2559(全世界株式ETF)は鉄板といって良いでしょう。
そふそふさんは管理人と同世代なので、じぶん年金として生きてくる30年後を考えたら資本主義の恩恵と成長した配当をもたらしてくれる資産になりますね。
まずは重要なポイントから回答していきましょう。
債券ETFは非常に悩ましい
お悩みの
分散という意味でBND以外の銘柄を考えた方が良いのか
という点ですが、基本的にはBND+BNDX(米国外の総合債券)で良いかと思います。
私自身はBNDと株式で十分と思っており、BNDXは持っていないんですよね。。
長期債であるTLTなどと比べるとここ数年のリターンは小さく見えますが、利上げ時のダメージも計算が立ちますね。
海外ETFが二重課税調整をしてくれたら良いんですけどね。
そしたら入ってきたお金でVYMとBNDを買うだけというシンプルなポートフォリオが完成するのですが。。
2558、2559をメインとするなら現金でバランスを取っていく
国内ETFを使う場合、自信をもっておすすめできる債券ETFがないので現金でバランスを取るのが一番楽な方法になります。私が現在やっていますね。
毎月1~2株を買って、残ったお金は暴落用にプールしておくのはどうでしょうか?
ただしメッセージで頂いたように自動リバランス機能が無くなるというのは悩ましい点でもありますね。
国内債券投信を利用する手もある
現金だと暴落したとき株式買いに躊躇することがありますね。これはコロナショックで体験をした方も多いのではないでしょうか。
そういった時にコツコツ貯めていた債券投信を売って株式を買うというのは精神的にワンクッションあるので立ち向かいやすくなります。
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ちなみに管理人が債券を売って買ったNYダウはこちら。
ここ数日の下落を受けてリターンは8.46%とちょっと微妙ですね。そろそろ債券に戻そうか思案中です。
ETFは使わずバランスファンドを買う
管理人は配当をお小遣いとして使いたいのでETFを買っていますが、そこにこだわりが無ければ楽天バランス均等型などをコツコツ買っていくのは最適解の一つです。
何より管理が楽です。笑
暴落時の安心感もすでに体験したとおりですし、お使いの楽天証券だと自動取り崩しなどもありますね。(SBI証券も同様のサービスがあります。)
関連記事つみたてNISAの出口戦略|楽天証券の投資信託自動取り崩しサービスを使おう
副業収入が減ってきたら楽天バランス均等型も良いな、と思ってます。暴落したら売却して2558を買うのも良さそう。
まぁ、収入が落ちないように頑張りますけど。
方法はたくさんあるが2558を主軸にしたい
いろいろ書きましたが、個人的には2558を軸に置いておきたいですね。
それは配当が企業の生み出した利益であり、株主がリスクを取った見返りであることを実感しやすいからです。
なので、いつまで続くかは分かりませんが、淡々とETFを買いつつ配当も楽しむという投資は続けていきたいと思います。
おわりに|管理人なら債券ETFは諦めて現金をプールしておく
投資は余剰資金でおこなうもの。
つみたてNISAだけでも十分なくらいだと個人的には思っています。さらに投資を増やすなら、余剰資金のさらに余剰といった感じでしょうか。
焦る必要はなく、余裕があるときにETFを買い、現金も残しておき暴落に備える。
こんな感じで緩く長く投資を続けていくのが良いと思います。焦らなくても暴落は必ずやってくるので、そのときが現金と腕の見せどころですね。
ご質問ありがとうございました。
同世代ということで大変な時期を過ごしましたが、資産運用をうまく使って、少し明るい老後を目指したいですね。ともに頑張りましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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