みんな大好きSPYD(高配当ETF)が対前年比▲40%ということでTwitterの株式クラスタ―の話題になっていますね。
もともと配当金目当てで買い始めたSPYD、減配も気になるがコロナ前と比べて含み損が未だ約20%あるのも気がかり。あらためて保有目的を考える時期かもしれない。 https://t.co/qoQuLpbtbP
— ゾウさん@資産運用中の地方公務員 (@zawsan_n) September 19, 2020
SPYDの大きな減配が発表されましたね。
前期比40%以上の下落⤵️
ここまで下がってくるとHDVやVYMとの優位性が小さくなっていきますね🌀改めて自分のポートフォリオを見るとかなりSPYDに寄っていたので、一部微益撤退して分散用に使用するのもありかなと思っています🤔
高配当投資は分散必要ですね🦔
— みそ🦔@兼業投資家ブロガー (@misomiso_m) September 19, 2020
キャピタル捨ててインカム狙うんだから当然かと…
逆にこの記事に驚く人はSPYDに何を期待するんだ??
だからこそ減配はいかんよ減配は!!
ε٩(๑>ω<)۶з https://t.co/2VdkUvA4jf— ちょいきち (@labellavita1212) September 18, 2020
不安なtweetも多いなか、大御所あたりは冷静だったりします。さすがっす。
「SPYDの減配」って最近見るけど何なんだろう。もともとETFの分配金は、固定金額ではなく投資先企業の配当等の合計をほぼそのまま分配するだけなので、毎期違うのが当然。
逆に分配金の金額が予め固定されたら、場合によってタコ足分配になり、日本が誇る珍商品「毎月分配型投信」になっちゃうよ。
— 水瀬ケンイチ(みなせけんいち) (@minasek) September 19, 2020
さて、減配は話題になってますが、理由や背景はこれなんじゃない?的なtweetを見なかったので簡単考察してみました。
SPYD減配の理由はREIT、金融、エネルギーの比率が高過ぎるから
SPYD減配の理由はセクター比率です。
景気敏感セクター多すぎ。。
ちょっと画像で見てみましょう。
- 金融23.5%
- 不動産18.6%
- エネルギー11.0%
この3つで半分以上を占めています。景気敏感比率高過ぎでしょう。。
ちなみに不動産はコロナショック前に25%程度あったのでREITの下落具合が伺えますね。
金融・REITはリーマンショックでも地獄の様相を呈していたわけで、さらにエネルギーセクターの泥沼具合を考えると▲40%くらいは仕方ないかな、と。
景気敏感株は鬼のように叩き売られた後、すぐに復活するかというと、これがなかなか時間のかかるものだったりします。
特にREITは日本でもそうでしたが、上下の波が激しいです。金融も景気が上向いてやっと増配基調に戻る感じですかね。
ただ、悲観的になる過ぎるのも良く無いです。
減配と配当推移を見てみましょう。
SPYDの配当推移
2015年12月 | 0.33116 |
2016年3月 | 0.277192 |
2016年6月 | 0.325596 |
2016年9月 | 0.326104 |
2016年12月 | 0.584971 |
2017年3月 | 0.31759 |
2017年6月 | 0.342752 |
2017年9月 | 0.362827 |
2017年12月 | 0.398982 |
2018年3月 | 0.348771 |
2018年6月 | 0.376101 |
2018年9月 | 0.45071 |
2018年12月 | 0.44335 |
2019年3月 | 0.339422 |
2019年6月 | 0.461955 |
2019年9月 | 0.447676 |
2019年12月 | 0.49717 |
2020年3月 | 0.396187 |
2020年6月 | 0.365715 |
2020年9月 | 0.263572 |
赤字にした部分が▲40%と言われてる部分ですね。
こういったときは数字でなくグラフで見てみましょう。
個人的には5年くらい前の水準に戻った、くらいに思っているのですがどうでしょうか。REITの下り最速は体験していたので、まぁこんなもんだろう、と思っています。
セクター的にしばらくは厳しい状況が続くでしょうけど、そのうち戻ると思うんですけどね。
SPYDは30ドル以下でREIT、金融多めの高配当を集めたETF
SPYDの話を見ていると
- イコールウェイト(均等配分)
- 小型株
- S&P500の負け犬
あたりが多くなりますが、もう少し大きな枠で見ると今段階では30ドル以下でREIT、金融多めの高配当ETFだと考えるとスッキリするかも知れません。
管理人大好きな逆張りETFですね。笑
個人的には買取強化しようと思う
焦って買う必要はないですが、市場からの評価が下がって安くなったらコツコツ買っていこうかな、と思っています。
誰かが安く売ってくれるなら買取強化でも良いかな、と。将来の配当の種を安く買えるわけですし。
資金が必要なので副業も頑張らなきゃですね。
ここ2回ほどのSPYD減配でこりゃダメダメETFだと思った方は次のtweetが参考になるかも知れません。
もしSPYDがこれからもダメダメだと断言できるのならば、市場平均に勝つのはとても簡単です。S&P 500のうちSPYD構成80銘柄を除外した《S&P 420》に投資をすれば良いわけです(銘柄入れ替えの手間とコストはかかるものの…)
— ほえタコ (@HoeTako) September 18, 2020
S&P420は上手すぎですね。笑
個人的には悪い時期だけを見ちゃうとどっちもどっちだと思うので好きな方を買っていきます。
おわりに|SPYD減配の理由は景気敏感セクター
感じ的にはSPYDへの悲観が高まっているように思います。ここらへんが景気敏感たる所以かも知れません。
株価下落と減配、成長と増配が必ずあるのですが、いわゆるディフェンシブなETFではないことを忘れずに付き合っていきたい銘柄ですね。
もし高配当ETFで悩んでいるなら、個人的にはVYMをおすすめします。あと、セットでBNDをつけておくと良いですね。(SPYDだったらSPABをセットに)
余裕資金と相談しながらSPYDもコツコツ株数を増やしていこうと思います。
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