ちょっと前にtweetした記事の反応が良かったです。
記事はこちら。
関連記事新興国株式がどれくらいの熱狂だったかを思い出してみる
で、思ったのが
- 新興国株式に乗っかった人はけっこういた
- 米国株式も同じような状況かも
- 直近でGAFA含むハイテクに乗り換えようとした人は…
ということです。
実際に好調のS&P500ですが、GAFAを除いたリターンはあまり芳しくなかったり。。
まぁ、個人的にはS&P500だけで十分だと思っていますが、今から米国株集中、とくにハイテクを増やしていこう!という場合は注意が必要かもですね。
ちょっとtweetや新興国株式がどうだったかも見てみましょう。
過去の新興国株熱狂と米国株を見て感じたこと
青:SPY(S&P500) 黄:EEM(新興国)
当時は新興国株式を買わない人間はバカなの?みたいな風潮だったんですよね。
いやいやいや、と笑う人がいるかもですがマジです。
新興国株熱狂の時代
投資歴の長いじゅん@junatmarkさんのtweetをお借りました。
当時は新興国株を買わないのはあり得ない雰囲気で皆がお祭り騒ぎでした。実際先進国株を買うのは馬鹿みたいでしたね。私も中国(香港)株とブラジル株のアクティブファンドを買っていました。 https://t.co/xuwTUSYnuX
— じゅん@ (@junatmark) July 25, 2020
実際、米国株なんてほとんど人気が無く、高配当好きなシーゲル派の人たちくらいでした。
せめて欧州株が入っているMSCIコクサイなどが人気で、そのせいか当時はS&P500に連動する投資信託というのは販売されていませんでした。
子供が生まれたときに投資信託をプレゼントしたのですが、そのときも無くてNYダウ投信というような時代もあったのですね。
そう考えると今は選択肢が増えたけど、米国株が一本調子で上がって人気があるからなんですね。
まぁ、当時に米国株だけでいい、と言ってた奇人はほとんどいませんでした。
「米国株だけでいい」って2006~2008年頃にも言えたかという疑問
当時も人口増加国だし米軍は世界最強でマイクロソフトもアップルもAmazonもあって、Googleも台頭しだしたけど、それでもこれからはBRIC'sって言う流れだった。
そう考えるとスマホとクラウドが世界のありようを変えたのかもしれない
— Key(ケイ)@家計フォワード (@kakeyforward) July 25, 2020
ただ、にちゃんねるにシーゲルスレというのがあって、そこで誰か奇人が下記のようなことを言っていました。
- イノベーションをずっと起こしてきた
- 全世界で稼ぐグローバル企業
- 売上で見ると全世界でしっかり分散されてる
- しのぎを削った生き残り企業の指数
- 株主重視で高配当多め
- 世界トップのハイテクや製薬に分散投資可能
- もうS&P500だけで良いんじゃないの?
管理人はこれを見て、あぁ確かにS&P500だけで十分かもなぁ、と思ったのを覚えています。
ただホントに米国株なんて成長しなくて、新興国比率をどうするかみたいな意見ばかりでした。
ちなみにKey@kakeyforwardさん、Amazon保有してたのに売っちゃってるんですね。当時のAmazonは8ドルだったらしいですw
2005年頃に買ったインド株投信を今も1万円だけ持ってる(ほとんどは利確済み)。こっちじゃなくてAMZNを残すべきだった https://t.co/MVlJeHhY6l
— Key(ケイ)@家計フォワード (@kakeyforward) July 25, 2020
そういえば債券も新興国の人気が凄かったです。
と、まぁ2010年ころまでは新興国株の時代だったのですね。
その後、管理人は
- 先進国株式を積立投資
- ある程度貯まったらVTを購入
- サテライトで単元未満株を購入
- ポートフォリオはざっくり現金半分、株式半分で管理
という退屈な投資をしていました。
子供が生まれ少し余裕ができたので投資ブログでもしようかと思ったら米国株が盛り上がっていました。
iFree S&P500とか神ファンドと思ってました。
現在は米国株、特にハイテク全盛だけど大丈夫だろうか
昔はハイテクって今の金融株みたいな感じで、景気敏感株扱いだった気がします。というか、管理人はコロナショックがあるまでそう思ってました。汗
気が付いたらGAFAM(GAFAとMicrosoft)はほぼ生活必需品みたいな立ち位置になってますね。
とはいうものの、誰もが安心して買うというときこそ、新興国株式が10年に渡って苦しんだ「成長の罠」を忘れるのもいけないかな、と。
特に米国株というのは20年周期で豊穣の時代と受難の時代を繰り返します。
昔より流れが速くなった感はありますが、2000年代のように10年単位での低迷はやはりあると思うのです。
ただし個人的にはつみたてNISAでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を積立しているので、10年単位での低迷を受け入れる覚悟もしています。
逆張りが好きなので今の高配当が負けている状況もけっこう好きだったり。最終的にはそれなりのリスクに対して、それなりのリターンに収れんするのかな、と。
負けているときが安く仕込むチャンスですしね。
逆に今が高くなっているGAFAを狙うのはギャンブルっぽく思えちゃうのです。
同じように感じているのはDrオレンジ@Dr_orange_bitaさんですね。
これは必読。
GAFAMやNasdaqを盲信してると痛い目に遭うかもしれませんよ。なので私はリスク資産の半分をSP500に投資してます。 https://t.co/xpYhbVJ4sj
— Drオレンジ@投資系YouTuber (@Dr_orange_bita) July 25, 2020
まぁGAFAMが沈んでも、新しいイノベーションとともにS&P500自体はそこそこのリターンを出してくれるだろうとも思ってますけど。
ちょっと怒られるかもだけど最悪パターン
- 2017年 投資に目覚め米国株式を買い漁る
- 2018年 高配当投資に乗り換え
- 2020年 コロナショック被弾
- 2020年 意外にGAFAが強い→ハイテクに乗り換え
こういった乗り換えをしたは良いものの、2020年代が高配当や新興国の時代だった場合、けっこう悲惨な結果がでてしまうかも。
経験上、一度買ったリスク資産は放置している方が報われやすいと思っています。
画像はリーマンショックで半額くらいになった米国小型株ETF【IJR】ですが、意外と復活してくれて配当もそれなりに出してくれています。
IJRの長期チャート
リーマンショックで半額になった以降、急速な巻き戻しがありましたが、ちゃんと見ると売ってしまいそうな局面もけっこうありますね。
2014年から2017年終わりまではほとんど成長していません。もしかすると他の銘柄に乗り換えていたら、そこからの急上昇を捨ててしまいます。
2018年のクリスマスセール以降、小型株はぱっとせず、コロナショックでも大きく落ち込んだままです。
ちなみにS&P500ETF【SPY】との比較チャート
S&P500を長らくオーバーウェイトしていましたがコロナショックで完全に入れ替わりましたね。
また10年単位くらい保有して次の暴騰期を待とうと思います。
ちょっと話がブレてきたので終わります。
おわりに|米国株式で過去の新興国株を繰り返さないように
今儲かっている銘柄やセクターというのは永久に儲かるわけではありません。もし米国株ハイテクセクターに乗り換えたいな、と思ったときは過去を調べてみるのも良いかも知れませんね。
個人的にはGAFAの存在は大きいですが、それならS&P500でもけっこう含まれているのでこちらをおすすめします。
最終的には自己責任という世界ですが、焦って儲かろうとせず、半分くらい現金にしておき、暴落のときにリバランスでゆっくり資産形成をしていく。そんな感じで良いのではないでしょうか。
先は長いので、ゆっくりと一緒に頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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