管理人はここ数ヶ月、東証に上場しているS&P500、全世界株式ETFを購入しています。
通常、外国株式からの配当は外国所得税が取られます。(配当の二重課税調整)
確定申告で一部取り戻せることができますが、取られる名目のとおり所得税からになるので全額取り戻すのは難しかったりします。
管理人は低所得のため、正直手間のわりに戻ってくるのがショボいことも。。
最近買っている
- MAXIS米国株式(S&P500)上場投信【上場コード2558】
- MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信【上場コード2559】
などは上記の外国所得税を自動的に控除してくれるタイプのETFであるからというのが理由です。
出典:楽天証券
もともと米国株に投資をしていると二重課税というのは当然のことで、取られて当たり前という感じでした。
しかし、そもそも配当に対して課税がない国(例えばイギリスなど)はアメリカでは課税0%で、日本の20.315%が差し引かれて入るので米国株や高配当好きには、NY市場に上場しているADR銘柄を好んで投資している人も多かったですね。
ADRとはAmerican Depositary Receiptの略で、米国預託証書のことです。
ADRは米国外の外国企業、あるいは米国企業の外国法人子会社などが発行する有価証券に対する所有権を示す、米ドル建て預かり証書のこと。
ニューヨーク証券取引所に上場されているものもあり、通常の米国株式と同じように売買ができます。例えば日本企業の株式を買いたい米国人投資家にとって、日本の株式を直接買い付けるには不便が多いですが、ADRの形態を取ることで簡単に取引ができます。
米国の株式市場では、日本企業のADRだけでなく、中国企業やインド企業のADRも取引されており、日本国内の証券会社を通じてそれらを売買をすることもできます。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)、ビー・ピー(BP)などは高配当銘柄として人気があったように思いますが、ここ最近はちょっと厳しい結果となっています。
前置きが長くなりましたが、このADRについて読者様より質問がありましたので記事にて回答いたします。
読者質問|ADR銘柄とかは検討されないのでしょうか?
まずは読者様からの質問です。
はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
さて、掲題の件につきまして、2重課税対策として日本で上場しているETFを検討されているとの記事を拝見しました。
米国株投資家でしたらADR銘柄も検討されたと思うのですが、「なぜADRではなく日本ETFなのでしょうか?」といった内容についてお伺いしたくメッセージ差し上げました。
私自身も昨年からSPYDやVYM、BNDと言った米国ETFに投資を始めておりまして、2重課税に対して何かしら対策をしたいなと考えております。
ななし様の個人的な見解で結構ですし、返信でなく記事でも結構ですので、お伺いできれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
回答|ADRでなくETFなのは分散投資をしたいから
ADRというのは配当面から見ると魅力的です。
ただし、個別株ということでS&P500のようにパッケージされているETFに比べるとリスク(べ動きの幅)が大きくなります。
なので二重課税調整をしてくれるETFを選んでいる、というのが回答となりますね。
個人的には配当課税のないイギリスETF(FTSE100)が欲しかったりもしますが、なぜかNY市場には無いんですよね。
英国ETFだけ欲しいw
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) July 17, 2020
一応、東証にあったりしますが取引数が絶望的ですのでスルーしてます。高配当好きな人も買わないくらいなので。。
FTSE100自体はけっこう魅力的な指数だと思っています。
関連記事FTSE100英国大型株は高配当グローバル企業の集大成!魅力的目柄が満載
一応、個別株も少し持っていますが儲かってません。
ADRではありませんが、個別株も少しだけ保有しています。
久しぶりに見たら、長期保有のわりにあまり儲かってませんね。管理人のセンスとはこんなものなのです。(S&P500)
銘柄 | 保有数 | 買値 | 現在値 | 損益率 |
コカ・コーラ | 70 | 40.565 | 46.82 | 15.4% |
マクドナルド | 20 | 99.6225 | 191.48 | 92.2% |
アルトリア・グループ | 10 | 24.25 | 41.54 | 71.3% |
大きくプラスに見えるかもですが、市場平均には配当込みでもボロ負けですね。。
というワケで、高配当は好きなのですが個別株のセンス無しということもあり、ADRから銘柄を選ぶよりは二重課税調整をしてくれるETFを選んでいるというのも理由になりますね。
ご質問ありがとうございました。
お読み頂きありがとうございました。
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