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氷河期世代のよくある悩み「自己肯定感の欠如」をどのように解決したか

明るい未来 氷河期世代
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氷河期世代あるあるの悩み事に「自己肯定感が低い」点が挙げられます。

例えば就職に失敗して非正規雇用のまま食いつないでいたり、親(特に母親)が過干渉な家庭だったりすると、「将来への不安を抱えがちで何事にも挑戦できない」といった悩みを抱えてしまうと思います。

 

  • 自分の将来が不安だ。考えることもしたくない
  • 失敗したくない。失敗して恥をかきたくない
  • 何をすればいいのかわからない

 

筆者も20代の頃は自己肯定感が低い人間でしたが、30代以降にいろいろ取り組むことで、少しずつ前向きでチャレンジングな性格に変わってきました。

今は逆に「前向きすぎる」とさえ評価されるほど。

今回はその話を紹介しますので、もし筆者の体験が役に立ちましたら幸いです。

ななし
ななし

青森県八戸市のフリーランスのウェブサイトを運営している武部未来さんからの寄稿です。

 

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自己肯定感とは

海外へ飛び出すイメージ

ありのままの自分を受け入れられること

自己肯定感とは自己価値に関する感覚であり、自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚です。

そのままの自分を認め受け入れ、自分を尊重し、自己価値を感じて自らの全存在を肯定する「自己肯定感」の感覚は、何ができるか、何を持っているか、人と比べて優れているかどうかで自分を評価するのではなく、そのままの自分を認める感覚であり、「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在」だと思える心の状態が土台となります。

この感覚を持てると、自分を尊重するように、他者や周りも尊重できます。すると他者からも尊重され、お互いに尊重し合える関係が作れます。

出典:自己肯定とは|一般社団法人日本セルフエスティーム

一般的には自己肯定感が低いほど、チャレンジができなくなったり、気持ちが変わりやすかったりと安定的な生活を送りにくくなります

小さい頃に両親に認めてもらえなかったり、なんらかの大きな挫折経験が理由で低くなってしまうことが多いです。

 

20代のときの筆者は割とダメだった

もともと筆者も20代の頃は自己肯定感は低いほうでした。

そもそも就職がイヤでイヤであまり動けなかったですし、長所なんか全然わからず、思いつくのは短所ばかり。

適職診断をやってもイマイチぱっとした仕事は出てこないし、正直仕事をすることのイメージすら思いつきませんでした。

だから就職の面接でも、どこかの面接対策本の文言を丸写ししたような、安っぽいやり取りをしていたのを思い出します。

 

まあ、特にやりたい仕事もなかったですし。

日常生活においても、割と引きこもりがち(これは今もですが)。

海外旅行に行こうよと誘われたこともありましたが、「英語がしゃべれないし、失敗したらどうしよう」と思って「行く」とは言えませんでした。

 

そんな筆者ですが、30代も後半になった今はようやく自己肯定感を高められてきたと思っています。

過去を振り返って、いくつか「やってよかった」と思うことを紹介したく思います。

氷河期「末」世代の筆者が自己肯定感を高めるために役立った3つの取り組み

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経験1:零細ながら、自分で事業を起こした

オフィス街の空

筆者が自己肯定感を持つきっかけになったのは、自分一人で零細事業を起こして育てた経験です。

やりたい仕事などない・・・と思ったのですが、ある時一念発起して、事業を起こしたのです。

といっても、いろいろ止むに止まれぬ事情もあって、起こさざるを得なかった、というのが本当のところです。

とはいえ、いろいろ自分で采配をしたり、ある程度成功体験を得たりして、なんとなく自分に自身を持てるようになりました

 

なお、事業は失敗することもざらにありますから、「何事も失敗して当たり前」の精神で物事にも取り組めるようになりました。

失敗を恐れる方は多いんですが、別に失敗したっていいんじゃね?

 

経験2:アドラー心理学を学んだ

カフェで本を読む女性

一時期「嫌われる勇気」という書籍が話題になりましたが、筆者もそれを読んでいろんなことを学びました。

嫌われる勇気とは「アドラー心理学(個人心理学)」を解説したベストセラー書籍で、たまたまウェブメディアで見たのがきっかけで本を買いました。

アドラー心理学の中で一番強く意識するようにしているのは「課題の分離」です。

相手がある言動を取る背景には相手なりの事情があり、一方でそれを受けて自分がどう行動するかは自分次第。

おかげで、しばしば「冷たい人間だ」とは言われますが(笑)、それもまた他人が感じる印象であって、筆者が解決する問題ではありません。

 

日本人は他人と自分が同質だ(同じであるべき)と考え、人の心のなかにづけづけと入ってくる人が多い(特に親世代)ので、「自分と相手は別個の存在である」と思うと、人生気が楽になる(特に人付き合いが楽になる)ように思います。

別に他人に合わせる必要はないですし、他人と競争する必要もありません。

 

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マンガの方が分かりやすくて良いかもです。

 

経験3:アルバイトでめちゃくちゃ頑張った

筆者は30代になってからレジのアルバイトをやってました。

もう事業は始めていましたが、大して売り上げが立たなかったので、実際はアルバイトして食いつないだ、といった感じです。

 

正社員採用ならば「経験x年以上」なんて条件は付きますが、一方でアルバイト・パート採用なら簡単にもぐりこめることも多いです。

その職場でめちゃくちゃ頑張ったおかげで、一応「正社員登用試験受けてみない?」と誘われるほどは評価していただきました。

 

自分の事業を持っていたので話は蹴ってしまいましたが、その時の経験が今の自分を支えているのは間違いありません。

アルバイトとはいえ、人に頼られる・誰かの役に立っているという実感は自己肯定感を高めるものだと思います。

ちなみに今ではその会社の株主になるほど、すごく愛しています(笑)。

 

自己肯定感を高められたら、未来への挑戦ができる

明るい未来

いろいろチャレンジングな行動をするには自己肯定感が高いほうが有利です。

不安ごとを感じるよりも、むしろワクワク感を強く感じるようになります(ドラゴンボールの孫悟空みたいな感じかも)。

 

氷河期世代のあなたが個人でも取り組めるようなことと言えば、

  • 例えばブログを書いて、1ヶ月に1000人に読んでもらう(攻略法もあります)
  • 仕事で頑張って周囲に認めてもらう(正社員でなくともアルバイトでも良い)
  • 別に仕事でなくとも、何か裁量のあることで自由に挑戦してみる

などがあるかもしれません。

 

もし、物事に挑戦する力があれば、例えば未経験ながら経験者採用のみの求人に応募して、採用を勝ち取ることもできるかもしれませんね。

もしくは企業に勤めながら副業を起こして、今より収入を増やすこともできるかも。

ちなみに筆者は未だに英語がしゃべれないのに外国に行こうとしています。

20代のときは、どうしても「異国」という不安が先行して行くことができなかったので、そのリベンジマッチです。

おわりに

個人的に決定打になったのは、3番目のレジのアルバイトかもしれませんね。

やっぱり自分ひとりであれこれするよりも、人の中で何か成果を出したほうが成長できるように思います。

30代にもなってアルバイトなんてwと思った人もいたでしょうが、それは筆者の知るところではないです(これぞ課題の分離!)。

きっと筆者は周囲よりも成長が遅いタイプなのでしょう。

 

今後も20代や30代の前半にできなかったことを回収していく人生が続くような気がします。

そんな感じで、社会の一般的な生き方には縛られず、自分(と家族)が幸せになるための取り組みをきちんとしていけば、きっと人生は今以上に好転すると思うんです。

あとは現在と将来にわたって、必要なお金を得るための算段をつけるだけです。

 

未来さん、記事の寄稿ありがとうございました。

ななし
ななし

私はブログと副業をして自己肯定感が上がりました。会社以外からの収入を自分で得ると気持ちが確実に変わりますね。

案外、政府のいう副業解禁は自己肯定感が少ない日本では、めっちゃ効果的なのかも。

 

私は氷河期世代ど真ん中過ぎて、取り損ねたものが山盛りあります。人生の後悔が無いように、少しずつやってみたかった事を回収していっています。

パソコンカタカタしてお金を稼ぐ、というのも一つでした。

氷河期世代は大変な事が多いですが、人生は一度きりなので、何かをチャレンジしてみるのに遅いというのは無いです。ともに頑張りましょう。

 

お読み頂きありがとうございました。

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