2020年より投資を始めようと思う人も多いと思います。
でも、どんな投資信託を買えば良いんだろう。
何が一番有利なんだろう、と悩む人も多いです。
記事内容は、つみたてNISAを始めようか悩んでいる人へ簡単な手順をまとめたものになります。
なるべく投資初心者が選択をしやすいよう記事にしました。
悩んで始めないよりは、一度動いてみてから徐々に調整をするのは可能。
つみたてNISAの良い点は「自分が投資に合わないと思ったらすぐやめられる点」にあります。
投資は考えているんだけど、、、という方の参考になれば幸いです。
つみたてNISAの投資戦略で最もたいせつな事
早く始めてみるのは、とても良いと思います。投資の鉄則は少しでも早く、長くです。
管理人はリーマンショック前から投資をしており、リスク資産半額をリアルに味わっています。
資産半額は異例としても、10%程度の下落でもやはり慌てます。
特に2018年につみたてNISAを始めてからの急落で焦った人をネット上ですが、たくさん見てきました。
ぶっちゃけた話、月々のお小遣いから出せる金額くらいが目安としては良いです。
それでも十分に慌てます。損した時もですが、儲かった時もです。
株式100%かバランスファンドに決める
始めるのはお小遣いの範囲内です。
大金を用意するワケではないので、リスクを取った株式100%のものか、少し抑えたバランスファンドで気に入ったもので始めてみます。
見切り発車なのは、投資信託の数が多すぎて選びきれない事と、初めに選んだ商品が自分に最適なものという確率は低いからです。
お小遣いの一部でも損をするのはやっぱり嫌だ、という場合は諦めるというのも手です。
しっかり現金を貯めていくと見えるものも変わってきますよ。それから投資を始めても遅くはありません。
バランスファンドは様々なものがありますが、つみたてNISAで運用されているものの特徴を紹介します。
株式だけでなく債券や、リートという不動産を含んだものです。
特に債券は株式よりも値動きがマイルド。複数のリスク資産に分散をするので、値動きも比較的小さくなります。
半面、過去の歴史を見ると株式の成長が一番大きかった為、どちらを選ぶかという形ですね。
株式は簡単に下がると思っておく
株式は思った以上に大きく動きます。
ここ数年では、2018年10月~12月に数ヶ月で20%ほど下がりました。
画像はダウ工業平均の6ヶ月チャート、引用元はSBI証券です。
ダウ工業銘柄30種平均という世界でもっとも生存能力が高い30社ですら、あっさり20%も落ちます。
歴史ある大企業が多く、GoogleやAmazonですらダウ30銘柄にはまだ採用がされていません。
上記の事を念頭に入れて、株式100%かバランスファンドを検討すると良いでしょう。
積立てる投資信託は、あとから簡単に変更が可能です。
株式100%ならeMAXIS Slim全世界株式、バランスファンドならニッセイ・バランスファンド4資産均等型がおすすめ。
関連記事を2つ用意してみました。新しいタブで開かれるので参考になると嬉しいです。
最終的にはご自身の好みに合わせて変更になると思います。
まずは始めてから慣れてみる
投資は習うより慣れろという部分が多いです。
特にどれくらいの損失まで受け入れられるか、というリスク許容度は投資をしないと絶対に分かりません。
情報社会という事もあり、皆さん投資の情報は凄く知っていたりします。
しかしマイナス面もあり、他人より損をしたくない、自分は一番になる方法を求めます。
結果として悩んで進まないループに陥ります。
残念ながら一番良い投資方法というのはありません。
投資リターンの源泉は常に損をするかもという部分にあるからです。
投資を始められない場合の解決方法は簡単で、下記3点を守れば大丈夫です。
- 商品選びで悩みすぎない
- 自分だけが得をしたり有利な選択を出来ると思わない
- 失敗したくないならお小遣いの20%で始めれば良い
特に慎重派の人もいると思います。その場合、3番目に書いた部分はオススメします。
自分のお小遣い20%でも全然OK。
私も実際にお小遣いの10%くらいを投資していますよ。
お小遣いというのは一番身銭を切っているのを感じます。
そのわりには損をしても大きな失敗にはなりません。大きく儲かる事もありませんが、経験は大きな価値になります。
つみたてNISAを始めようとした理由を問い返す
つみたてNISAを始めようと思ったきっかけは、少額ながら20年間非課税という事ではないでしょうか。
ですので、見るべきは今でなくて20年後です。Twitterでの呟きですが、私の考え方です。
Twitterでお世話になっているmisakiさんは、つみたてNISAを記録としてまとめています。
実際に身銭を切って運用をしていると、日々入ってくる情報に居ても立っても居られなくなって、動きたくなるものです。
それでも、何もしないでほったらかしておく。これが意外と難しい。
作業や手間は少なくて、間違いなくラクな投資の手法だけど、続けるためにはしっかりとした自分の意思を持っておく必要がある。
そんなことを学べる時期だったという意味では、2018年が投資元年というのは、悪くないタイミングだったような気がします。
特に2018年は10月頃からの下落があり厳しい年でもありました。
反対に2019年は買っておけば放っておいても儲かった稀有な一年でした。
お世話になっている東北投信さんでは下記のような記事があります。
つみたてNISAは長期投資を実現するための非課税制度です。
現在の資本主義の形が維持される限りは、長期投資は「投資で確実に勝つ」ための「有効打」になるはずです。
これは、筆者が過去のデータを利用して、将来の元本割れの確率の推移を求めたもの。
運用1年目は約40%の確率で元本割れで終わります。
このグラフの計算と投資信託の計算は厳密には異なるのですが、今年1年はその40%の側に入ったと考えれば良いだけ。
運用年数が長くなるほど、元本割れで終わる確率は下がりますから、「じゃあ、長く運用し続けてみようか」という話です。
つみたてNISA初年度を乗り切った人たちは前向きですね。
先人たちのように、私も淡々と積立投資をしていこうと思っています。
まとめ
- つみたてNISAを悩むなら、思い切って始めた方が良い
- 必ず余裕資金で投資をはじめる
- 商品が多いので株式100%かバランスファンドなのかを決める
- 小さく始めて慣れていく
- 悩んだ場合、つみたてNISAを始めようと思ったきっかけを考えてみる
- つみたてNISAは20年後の自分へのプレゼント
つみたてNISAは、私も2019年から始めたばかりですが、初心を忘れず20年後を楽しみにして積み立てをしていきたいと思います。
関連記事です。
つみたてNISAを難しく考えすぎじゃない?年金不足を補う緩い運用の考え方
つみたてNISAを本格的な投資として考えすぎる人が多いな、と感じる事があります。
個人的には不足する年金を埋めるための強力な一手だと思っています。
大儲けを期待し過ぎず20年後に1.5倍くらいを目安にしておくと楽になる、というお話。
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