2019年10月1日より消費税が上がりますね。
すでに増税に備えて支出を絞っている人や、増税前に大きな買い物をした人もいると思います。
管理人は何も考えてませんが、結果的には支出を絞ることになるかと。
記事内容は、消費増税で出てくる便乗値上げでサイレントテロがまた進みそうだな、というもの。
たくさんの企業が便乗値上げをやってしまうと思ったより早く不況入りしていきそうです。
便乗値上げの代表的なものを知りつつ、手に残るお金をしっかり把握して、増税後の世界を生き抜く参考になれば幸いです。
便乗値上げでサイレントテロは加速する
分かりやすい例として、みんな大好きマクドナルドのハンバーガーを見てみましょう。
- 増税前:税込み100円(税抜き93円+8%=税込み100円)
- 増税後:税込み110円(税抜き93円+10%=税込み110円???)
今まで税込みでやっていたので、仕方ないとはいえ+2円くらいとはならないんですね。
率にすると18%の値上げ。。
前回の5→8%へ消費税が引き上げられた時も同様のものが多く見られました。
外食だけでなく、自炊をしていてもこの手の便乗値上げは多いので家計を直撃します。
管理人の実感値になりますが、大体10%くらい上がってくるものが多いかな、と。
食費が30,000円で読んでいると、実質33,000円くらいかかってきます。
最初のうちは、多少騒がれつつも購入されていたりするのですが、少しすると沈静化すると思います。
ただ、サイレントテロの怖いところは、意図する人もいれば意図せず参加する人もいるところ。
なにせ消費者のサイフの中身自体は増えていないので、使える金額は決まってきます。
「消費税が2%増えたから、来月から食費は2%増やそう」なんて人はいませんよね。
実際は2%UPでは済まなくて、企業がコストアップで苦しんでいたのを徐々に価格に反映してきます。
マクドナルドは良い例かな、と。
少なくともスーパーなどでの消費は税込み金額で見たら、売り上げは横ばいとかで続くんじゃないでしょうか。
ここ1~2年くらいはそうだと思います。
最初のうちは消費の落ち込みとか大きそうですけど、食べないわけにはいかないので、お金は使われますから。
そういったワケで、実質所得が増えなかった庶民は、生活の為にサイレントテロせざるを得なくなります。
実質所得と書いたのは、給与は上がっていても実際に手取りを見ると下がっていた、というヤツがわりとあったりするので。。
保険料マジ重税すぎませんかね。。
ちなみにですが、この手の便乗値上げは政府が黙認というか放置している状況です。
出典:消費者庁|消費税の円滑かつ適正な転嫁のために(PDF)
【以下のような事例は、便乗値上げには当たりません】
消費税引き上げに近接したタイミングで生じた別の要因(例:原材料価格や人件費の変動等)への対応として値段を変更する。
ちょっと線引きがあいまいかなぁ、と。
値上げ理由の部分に原材料価格とかを理由に増税後価格に反映する企業が多そうです。
サイレントテロ十訓
ここ数年で多少、気持ちが上向いた感じがあったかもですが、可処分所得が増えていない状況で実質値上げをされるとこうなります。
電通十訓 | サイレントテロ十訓 |
1.もっと使わせろ | 1.必要なときにだけ使え |
2.捨てさせろ | 2.大切にしろ、捨てるな |
3.無駄使いさせろ | 3.無駄使いをやめろ |
4.季節を忘れさせろ | 4.季節感を楽しもう |
5.贈り物をさせろ | 5.贈り物などするな |
6.組み合わせで買わせろ | 6.必要なものだけ単体で買え |
7.きっかけを投じろ | 7.最小限の消費ですら、計画を持ってあたれ |
8.流行遅れにさせろ | 8.流行?何それw最新式?ペイできるか旧式のものと比較しろ |
9.気安く買わせろ | 9.無駄買いするな、よく考えろ |
10.混乱をつくり出せ | 10.混乱するな。目的を見失うな |
お金をまったく使わないわけではないけど、結局ある分しか使えないので、本当に必要な支出にだけ絞る人は増えるでしょう。
年金2000万円問題もまだまだ流行っているようなので、老後の心配もしている人も多いと思います。
消費税2%増えたから、貯金は2%減らすか、、、なんてなるワケがありません。お金貯め込んじゃいます。
サイレントテロと老後問題が掛け合わされるとどうなるの?
個人的に怖いなーと思ったのが、サイレントテロと老後問題が掛け合わさった場合、どうなっちゃう?という事です。
もともとサイレントテロはお金がない氷河期世代が、世の中へ無言の抵抗的な意味合いがありました。
関連記事氷河期世代の逆襲。サイレントテロが効いてて将来不安になる
人口のボリュームゾーンである団塊世代は老後に入っています。
その下の世代である新人類やバブル世代は老後に目を向けちゃいましたよね。
年金問題のおかげでiDeCo加入者が伸びていたり、というニュースも目にします。
消費を引っ張れる世代がいないまま、可処分所得が増えないまま老後不安を抱えている人が多い状態。
これはちょっと怖い感じがします。
全員お金使わないモードに入っちゃうと不況が来ちゃいます。
1年後くらいに仕事復帰をしようかと思っていたけど、思ったより早くに復帰をするかも知れません。
おわりに|増税やインフレに負けない資産作りもしていこう
さすがに政府が無策なことも無いでしょうし、当面は人手不足の状況も続きます。
とはいえ、今回の消費増税、保険料などを含めた増税、それに合わせておこるインフレ。
こういった可処分所得減少に対抗するために資産運用があるのだと思います。
簡単な部分だと、不労所得で現金を増やす配当を生活に使うとかはありかな、と。
今まで配当再投資が当たり前だと思っていましたが、株式自体が成長したら老後で受け取る配当も成長してくれますし。
合わせて収入の足腰強化として複業(副業)も続けたいと思っています。
今はWebライターの仕事がありますが、他の収入源も探しておきたいかな。
関連記事復業(副業)でWebライターの案件受注した体験談と実例を紹介します
お仕事を貰っているメディアは投資やお金系なので、不況耐性はありそうだけど何が起こるか分かりません。
投資クラスタの方々におきましては、貯蓄能力、収入、生活力ともに大丈夫だとは思いますが、長期で見るとやはり厳しい人も多いですよね。
私は正直苦しいです。
とはいえ、嘆いていても何も変わりません。
慌てず冷静にコツコツ資産形成です。一緒に頑張りましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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