アセットマネジメントOne株式会社より、新ファンドとして「たわらノーロード全世界株式」が設定されます。
外部PDFリンク低コストファンドシリーズの新ファンド設定
信託報酬は0.12%(税抜き)と、全世界株式の投資信託としては圧倒的低コストです。
が、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は合わせに来るでしょう。。
2019年7月17日追記
関連記事eMAXIS Slimシリーズ。全世界株式の信託報酬を引き下げ
7月17日の記事です。なんと設定日より前に値段をかぶせる発表がありました。ひえー
記事内容は、たわらノーロード全世界株式の紹介と投資を続けることの重要性について書いたものです。
もはやつみたてNISA等で投信積立をする最適解は出てしまいました。
商品内容はさくっと。今後の投資方針をどうするか、といった感じです。
15年くらい投資をしてきた管理人にはそう思います。
では、商品からみていきましょう。
たわらノーロード全世界株式の概要
簡単な概要です。
運用会社 | アセットマネジメントOne株式会社 |
連動指数 | MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス (円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) |
信託報酬 | 年率0.1296%(税抜0.12%) |
設定日 | 2019年7月22日 |
連動指数のMSCIオールカントリー・ワールド・インデックスは、eMAXIS Slim全世界株式と同じですね。
下記の2点からアセットマネジメントOneの意気込みが感じられます。
- 信託報酬0.1296%(税抜0.12%)という最安値
- ちょっとマニアックなMSCIジャパンを新設
2つ目のMSCIジャパンは300銘柄くらいの日本株式に投資をするクラスですね。
今まで新設するコストがかさむので、三菱MUFJ国際投信(eMAXIS Slim)くらいしか作っていませんでした。
といっても、2018年秋ごろの話。
よほどeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の対抗商品が欲しかったのでしょうか。
画像引用元:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
画像は2019年7月6日時点でのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)純資産推移です。
右肩上がりに順調に増えていますね。純資産は46.32億円。
つみたてNISAで積立投資をしている人も多いでしょう。
現金と全世界株式だけで投資はOK
投資については、正直これ一本で良いと思います。
新しく登場した「たわらノーロード全世界株式」には申し訳ないですが、投資商品はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をオススメ。
信託報酬について、新しい商品が出てきても悩まなくて良いからです。
時価総額比重で世界の約85%を占めます。これ以上を望むなら楽天VTを選びましょう。
よほど投資の事が好きでなければ、どちらも同じ全世界株式です。
分散数が多くても、暴落時には大きな効果はありません。
コストで信頼ができる商品を選ぶことが、個人にとって良い結果となるでしょう。
大切にしたいのはリスク許容度と投資を続けること
つみたてNISAによって、低コストの投資信託が充実しました。
全世界株式だけでなくS&P500などにも投資することができます。
しかも100円以上1円単位で投資が可能。誰でも少額、積立、長期投資ができるようになりました。
思った以上に投資を続けることは難しい
つみたてNISA等の非課税といったメリットがあっても、2018年の急落で投資をやめた人が多かったように感じます。
また、先行き感が不透明なことを色々なメディアで見る事も多いですよね。
結果としてキャッシュでもっておこう、となった人も多そう。
儲かるか分からない。ここがリターンの源泉ではあるのですが。。
分かってはいても、淡々とリスク資産に身銭を投入するのは辛くなります。
私もリーマンショックの下落中しんどかったのを思い出しました。
投資を続けるためのカウチポテトポートフォリオ
という事で、何度も当サイトで書いている通り、個人のリスク許容度をしっかり把握していこう、となります。
面倒な場合は、リスク資産50%、無リスク資産50%といったカウチポテトポートフォリオを推奨しています。
- リスク許容度は高いと思っていたり
- セミリタイアをするには毎月〇万円入金して50歳には〇千万円
と想像をしていても、低迷時の先が見えない感というのは厳しいものがあります。
これはリーマンショックで資産半減くらいした昔の自分への戒めですけどね。
個人的には、半分くらいを現金で保有している方が長く投資が続くだろうな、と感じています。
関連記事株式相場の値動きが気になる人はカウチポテトポートフォリオがおすすめ
おわりに|ゆっくり投資を続けて豊かになっていこう
フルインベストでなく、半分しか投資しないと資産形成が出来ないと思うかも知れませんが、いずれ暴落する時はくるでしょう。
その時に慌てずに相場と向き合うくらいの気楽さを持って投資をしたいですね。
最近読み返している『株式投資の未来』では、暴落・下落がなければ株式は平凡なリターンしか産み出さなかった、とあります。
シーゲル教授というと高配当・再投資のイメージが強いですが、コア資産には国際分散投資を推奨しています。
私が下落時をのりきる一冊でした。
下の関連記事で書いていますが、続けると効果が出たというのは後になって分かった、というのが管理人の経験談です。
働く期間は幸か不幸か伸びています。ゆっくり投資をしながら、ともに頑張りましょう。
関連記事です。
リーマンショックで退場をせず投資を続けた結果、10年で資産4倍に
リーマンショックで資産半額を食らいましたが、続けた結果は報われた、というお話です。
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