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つみたてNISAは2037年まで。2019年からだと19年しか使えない。急げ!

バツを出す女性 お金と投資
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我が家は2019年度より一般NISAから「つみたてNISA」に切り替えて投資信託を運用していきます。

つみたてNISAの弱点というか、まだまだ制度が未完成な部分があります。

個人的には2037年問題と名付けています。端的に言えば2037年までしか使えない制度という事です。

例えば2031年から始めた人は7年しか非課税運用が出来ず、最大枠は7年×40万円=280万円までとなります。

記事内容は、投資を検討している人は、つみたてNISAの口座開設を急ぐことをお勧めします。つみたてNISAの口座開設はとりあえずしておくべき、というお話しでもあります。

20年間の方が一人歩きして、非課税期間20年×積立期間20年と思ってしまう人も多いのですが、2037年までですので、2019年に入った人は19年しか使えません。

検討している方のご参考になれば幸いです。

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つみたNISAは2037年までの制度

始めた時期から20年間なんじゃないの?と思う方は多いでしょう。

バツを出す女性

非課税期間は20年間です。ですが、投資信託を購入できるのは2037年末までとなります。

つまり2038年以降はつみたてNISA枠での投資信託購入は出来ないという事です。

ななし
ななし

私は2018年は一般NISAを使っていたので、2019年から2037年の19年×40万円、非課税利用枠は760万円となってしまいます。

いろいろとブログを見ていると、最大枠の20年×40万=800万円は使えるところまで書いていますが、あまりこの部分に言及している記事が少なく、とりあえず記事にしておこうと思いました。

投資仲間のナザールさんが同じ内容を書いてくれています。当ブログよりめちゃくちゃ綺麗です。

※リンクは新しいタブで開きます

凄く印象的な言葉があったので引用させてください。

投資可能額は毎年40万円ずつ減り続ける

凄くインパクトのあるキャッチコピーですよね。金融庁のホームページに貼って欲しいくらいです。

念のため、金融庁のホームページを確認したところ

出典:金融庁ーつみたてNISAの概要

投資可能期間(口座開設期間)
一般NISAおよびジュニアNISAは2023年まで、つみたてNISAは2037年までです。口座を開設した人は、期間終了まで毎年、非課税投資ができます(投資可能期間)。また口座を開設していない人は、それぞれ2023年、2037年まで口座を開設することができます(口座開設期間)。

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確認をしたのですが、投資可能期間は2037年のままです。。

私達は、まだ19年分の積立可能期間があるのですが、徐々に使う人が増えてきたら不公平感が出てきますよね。2023年から始める人がいると非課税枠は600万円分になります。

流石に、そのころになったら投資可能期間は延長されるとは思うのですが。。

iDeCoの特別法人税と同様に、気にはなるので早く解決をして欲しいところ。

つみたてNISAは2037年までなので口座だけ作るのもOK

ノマドな雰囲気の写真

休み中にネットで申請だけしておく人

つみたてNISAはその名の通り、積立投資のツールです。

たとえば10月から使えるとすると最大枠40万円÷12ヶ月の33,333円、これを残りの10月から3か月で約10万円しか使えません。

ただし、ここらへんは逃げ道なんていくらでも用意されています。

ボーナス追加時期とかの設定があるので、その年だけボーナス枠で埋めてしまう事も可能です。

上の事例だと約30万円をボーナス一括で埋める感じですね。

ドルコスト派の方にすると、そんなに一気に入れるのは嫌だとなるかも知れませんが、20年というそこそこ長期間の投資なので問題ありません。

月々ドルコストも年一回まとめて買い付けも、そこまで大きくリターンの差にはなりません。

ランダムウォーカーのリバランス効果

ウォール街のランダムウォーカーでもリバランスは年1回

なぜ月々ドルコストが大きなリターンに繋がらないかというと、年を重ねていくごとにリスク資産(ここでは株式投信)の方が大きな金額となっていくから、というのが大きいです。

興味がある方は調べてみると参考になるかも知れません。リバランスを頻繁にするよりも年一回程度の方が効果があるのと絡めると理解しやすいです。

管理人は、カウチポテトポートフォリオの為、老後資金に関しては現金半分、リスク資産半分というお気楽スタイルでした。

株式相場の値動きが気になる人はカウチポテトポートフォリオがおすすめ

上がっても下がってもお気楽対応が出来るので、精神的に相場の動きが気にならず、投資もきになる事が無くなりました。

金融庁はつみたてNISA2037年問題を改善しようとしている

2018年8月に出された平成31年度税制改正要望項目より抜粋と引用をします。

ちゃんと仕事してくれてるのが嬉しいです。

【要望事項】

○ 家計の安定的な資産形成を継続的に後押しする観点から、NISA制度(一般・ジュニア・つみたて)について、恒久措置とすること。

○ なお、「つみたてNISA」については、開始時期にかかわらず、20年間のつみたて期間が確保されるよう、制度期限(2037年)を延長すること。

つみたてNISAの積立期間延長要望

制度期限の延長はキッチリやってくれるとは思いますが、2018年も終わりに近づいているので早く決着をつけて欲しいところです。

お国の財政とかいろいろと理由もあるとは思うんですが。。

他にも実現したら嬉しい要望も出してくれています。

【要望事項】

○ NISA制度の恒久化

・ 家計の安定的な資産形成を継続的に後押しする観点から、NISA制度(一般・ジュニア・つみたて)について、恒久措置とすること。

(「つみたてNISA」については、開始時期にかかわらず、20年間の長期・積立・分散投資のメリットを享受できるよう、制度期限(2037年)を延長することを併せて要望)

NISA制度の恒久化については、期待する人が多いという事でしょう。

一般NISAの600万円、つみたてNISAの800万円という枠はそのままで良いので、恒久化は実現して欲しいですね。

つみたてNISAが徐々に認知されてきましたが、まだまだ投資が一般的なものではありません。

制度期限の延長と合わせて、恒久化をすることで投資を一般的なものになると良いな、と思います。

私の場合は既に40代なので、そこまで恩恵を受けられませんが、若い人の老後不安が少しでも良くなると経済的にも良い環境になるでしょう。

つみたてNISAだけでなく、一般NISAにも

明るい未来

一般NISAも利用していましたが、非課税期間の問題がありました。非課税期間5年+ロールオーバー5年としても10年です。(ロールオーバーは後述)

2000年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2015年のチャイナショック。10年以内になんちゃらショックがやってくる可能性はぬぐい切れません。

NISAの特性上、ロールオーバー後はその時の価値で一般口座へ移管されるので、損をしているのに税金を払う必要が出てくる事があります。

  • NISAのメリット:期間内であれば配当金・分配金・売却益の全てが非課税
  • NISAのデメリット:期間終了時点でマイナスがあった場合、回復するまでの長期保有が出来ない

私はこれを嫌ってつみたてNISAに移った組です。非課税恒久化がされたら一般NISAに戻りたいけど、その時は非課税枠はどう扱うのか。。

まだまだ制度は固ないとダメな部分はありますが、10年前から比べると投資環境は格段に良くなっています。より良い制度になる事を期待しています。

ロールオーバーとは

NISA(一般NISA)で購入された譲渡益、配当金・分配金等は5年間非課税となっています。

NISA非課税投資枠で購入された株式・投資信託等は、5年間の非課税期間が満了したのちも翌年のNISA非課税投資枠へ移す(ロールオーバーする)ことで、さらに5年間非課税で保有することができます。

一般NISAロールオーバー

出典:SBI証券>ロールオーバーとは?

まとめ

  • つみたてNISAの投資可能期間は2037年
  • 非課税期間20年のイメージが強いが投資可能期間が決まっている
  • 2019年からの利用だと、19年×40万円=760万円しか利用が出来ない
  • 金融庁は上記の問題に対して要望書を出している
  • 一般&つみたてNISAの恒久化も要望がある

勝手につけてしまった2037年問題ですが、これはそのうち解決をすると思っています。じゃないと、世代間での不公平が大きいですから。

NISAの恒久化があれば自分の子供や、若い世代にとって大きなメリットです。ここは金融庁さんに頑張って欲しいところですね。

投資環境は確実に良くなっています。

明るい未来を見つつ、ちょこっと残したお金を運用して豊かな未来。そんな事を期待しています。

 

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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