※記事内に商品プロモーションを含むことがあります

NYダウ30種平均DIAは毎月分配(配当金)の海外ETF

ウォール街 海外ETF
↓良ければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

将来は配当金だけで生活をしたいなぁ。出来れば毎月、株式から配当を貰いたい。そんな事を考えている人は多いと思います。実をいうと私もそうです。

とはいえ、毎月配当を貰えるように株式を買っていくと予算的に…となる人が大半でしょう。もちろん私もその一人。

 

記事内容は、海外ETFになりますが、灯台下暗しでNYダウ工業種平均に連動するDIAという銘柄のご紹介です。

 

債券ETFでは良くあるのですが、株式EFなのに毎月分配金という少し変わった銘柄でもあります。

海外ETFの場合、議決権の無い優先株式を集めたPFFという銘柄もあるのですが、誰もが知っている王道商品という点にDIAの価値があります。

株式の長期リターンも期待しつつ、毎月配当といった商品も気になる。そのような方の参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

NYダウ30種平均DIAとは?

アメリカ国旗

正式名称はSPDR® ダウ工業株平均ETF (DIA US)です。世界最大規模のETFであるSPY(S&P500)を運用するステートストリート社の商品です。

設定日は1998年01月14日と古く、20年以上の歴史があります。純資産総額は20,000Mドル、約2兆円と十分な流動性を誇ります。

ちなみにSPYは国内上場ETFで買えるS&P500として東証コード1557も有名です。本家SPY運用額は30兆円と日本では目にしないレベル。

ブラックロック社、バンガード社と並び、御三家といって良い企業です。三社で世界のETF運用の半分以上を牛耳っています。

日本では余り目立ちませんが、そういった会社の運用商品です。

 

DIAのファンド情報

ティッカーシンボル DIA
ベンチマーク ダウジョーンズ工業株価平均
総経費率 0.17%
当初設定日 1998年1月14日
分配頻度 毎月

つみたてNISA発足以降、日本の投資信託は急激な低コスト化をしています。

iFreeNYダウ投信やeMAXIS Slim米国株式(S&P500)といった信託報酬を見ていると、コスト面では昔ほどの有難みは薄れています。

とはいえ、ETFの経費率は隠れコスト等もないガラス張りの経費のみです。また、上場している事や資産規模を考えると流動性の面で安心感はありますね。

 

最大の特徴は分配頻度=毎月という点です。投資効率とは別世界で配当金というのは魔力があります。

ななし
ななし

2019年2月10日時点での配当利回りは2.1%です。株式の成長×毎月配当というのは個人的に魅力を感じます。

 

NYダウジョーンズ工業株30種平均は最古の株式指数

NY証券取引所

投資の世界ではS&P500が標準的な株式指数ですが、日本だと一番知られている海外指数ではないでしょうか。

ニュースでも一番出てきますし、SBI証券のトップページで海外株価を見る時もS&P500は無くダウ工業平均が表示されています。

ダウ平均株価(ダウへいきんかぶか、英: Dow Jones Industrial Average)は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出するアメリカ合衆国の代表的な株価指数である。

引用元:Wikipediaーダウ平均株価

 

ダウ平均の歴史は古く、1896年が始まりです。当時の選定銘柄は12社で、ダウ30銘柄と呼ばれるようになったのは1928年です。

123年以上の歴史を生き抜いてきた指数でもあります。30銘柄になってからでも90年以上の歴史がありますね。

面白いのは時価総額加重ではなく、全て同じ株式数で保有しているという点です。

 

2019年02月07日時点の上位組み入れ銘柄だけ出しますが、株式数は同じですね。各銘柄の株価によって比率は変わります。

銘柄名 ウエイト 株式
Boeing Company 10.91% 5,609,676
UnitedHealth Group Incorporated 7.24% 5,609,676
3M Company 5.38% 5,609,676
Goldman Sachs Group Inc. 5.20% 5,609,676
Home Depot Inc. 4.95% 5,609,676
McDonald’s Corporation 4.72% 5,609,676
Apple Inc. 4.60% 5,609,676
Visa Inc. Class A 3.77% 5,609,676
International Business Machines Corporation 3.59% 5,609,676
Johnson & Johnson 3.55% 5,609,676

 

ダウ30種の採用銘柄

2018年2月10日時点の採用銘柄です。引用元はWikipediaーダウ平均株価

シンボル 企業名 業種 採用日
AAPL Apple コンピュータ 2015年3月19日
AXP アメリカン・エキスプレス 金融 1982年8月30日
BA ボーイング 航空機 1987年3月12日
CAT キャタピラー 重機 1991年5月6日
CSCO シスコシステムズ 情報・通信業 2009年6月8日
CVX シェブロン 石油 2008年2月19日
DIS ウォルト・ディズニー 娯楽・メディア 1991年5月6日
DWDP ダウ・デュポン 化学 2017年9月1日
GS ゴールドマン・サックス 金融 2013年9月20日
HD ホームデポ 小売業 1999年11月1日
IBM IBM コンピューター 1979年6月29日
INTC Intel 半導体 1999年11月1日
JNJ Johnson & Johnson 医薬品 1997年3月17日
JPM JPモルガン・チェース 金融 1991年5月6日
KO コカ・コーラ 飲料 1987年3月12日
MCD マクドナルド 外食 1985年10月30日
MMM 3M(スリーエム) 化学 1976年8月9日
MRK メルク 医薬品 1979年6月29日
MSFT Microsoft ソフトウェア 1999年11月1日
NKE Nike その他製品 2013年9月20日
PFE ファイザー 医薬品 2004年4月8日
PG P&G 日用品 1932年5月26日
TRV トラベラーズ 保険 2009年6月8日
UNH ユナイテッド・ヘルス 保険 2012年9月21日
UTX ユナイテッド・テクノロジーズ 航空宇宙・防衛 1939年3月14日
V Visa その他金融 2013年9月20日
VZ Verizon Communications 通信 2004年4月8日
WBA ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 小売業 2018年6月26日
WMT ウォルマート 小売業 1997年3月17日
XOM エクソンモービル 石油 1928年10月1日

日本でも馴染みが深い企業が多いですね。時代によって銘柄を入れ替えがありますが、超大型企業で採用されます。

30社でも業種の分散されており、世界中で商売をしまくっている資本主義の頂点という銘柄ばかりです。

ダウの犬投資法で有名なマイケル・B・オヒギンスは世界中で最も生命力の高い30社という言葉で紹介しています。

限られた30銘柄という中で業績が芳しくなく外される企業もあります。ダウ最古の銘柄と呼ばれたGEも2018年に幕を下ろしました。(コロナショックを受けてボーイングはどうなるでしょうか…)

しかし、常に新しい血を取り入れて成長をしてきた実績は現在のメジャー指数であるS&P500と比べても遜色のないリターンを投資家へ提供しています。

関連記事高配当戦略:日本版ダウの負け犬「TOPIXコア30の犬投資法」

※リンクは新しいタブで開きます

 

S&P500とNYダウ30種の長期チャート比較

DIAとSPYのチャート比較最長

DIAとSPYのチャート比較(最長)

青色がDIA(NYダウ)、水色がSPY(S&P500)です。1998年からのチャートで引用元はYahoo!financeになります。

たった30銘柄なのに、20年チャートでS&P500を超えているのは見事というしかありません。

 

過去が未来を表すわけではありませんので、20年後は逆の事もあり得る点は覚えておく必要がありますね。

DIAとSPYのチャート比較5年

DIAとSPYのチャート比較(5年)

5年チャートで比較を見ると少し違った感じです。

2017年の上昇相場までは、ほぼS&P500を下回っています。購入をする時は、こういった過去をしった上で納得をしてから決済ボタンを押したいですね。

2017年後半からの伸びは何故なのかは分かりません。

 

たぶん、構成銘柄の違いが大きいのですが、GEの数字が無いに等しい状態になったから、とかは要因としてあるかも。。

米国の超巨大企業30社と、巨大企業500社の差があるものの、同じ株式カテゴリーかつ重なる銘柄になるので、当たり前ですが動きとしては同じになります。

 

ただし配当狙いならVYMという選択肢もあります。リターンを考えるならVTIかVOOをオススメをします。

上記はどちらも分散性に優れており、長期投資の信頼性もあります。

とはいえ、NYダウが明らかに劣るかというと、過去チャートを見るとそうでもありません。好みが合ってDIAを選んでも後悔しない実績を残しています。

 

DIAの分配金(配当金)推移

日付 配当金額
2019年1月14日 0.17
2018年12月21日 0.62
2018年11月16日 0.60
2018年10月19日 0.15
2018年9月21日 0.54
2018年8月17日 0.53
2018年7月20日 0.31
2018年6月15日 0.37
2018年5月18日 0.69
2018年4月20日 0.13
2018年3月16日 0.54
2018年2月16日 0.64
2018年1月19日 0.14

直近の2019年の分配金と、2018年のものです。一口あたりの金額で支払いはドルになります。

30銘柄の個別株として考えると、やはり集中する月は高いですが、1月、4月、7月、10月は下がりがちです。

インカムも頂きながら、キャピタルも見込めるのは良いですね。毎月分配が出る債券ETFのBNDあたりと組み合わせたいところです。

 

毎月分配金(配当)は買ってはいけないと聞いているが大丈夫か

今は減っていますが、日本の投資信託で毎月分配のものが売れていた時代がありました。

グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)等が特に有名です。タコ足配当と呼ばれるものですね。

タコ足配当とは、企業が原資となる十分な利益がないにもかかわらず、過分な配当金を出すことをいいます。

見た目には配当金が高いため魅力的に感じられますが、実際は資産を売却したり、積み立て金を取り崩したりして配当金に回しているだけで、業績や財務状況に難点がある可能性があります。

タコが自分の足を食べるのに似ていることから、このように表現されます。

引用元:SMBC日興証券ータコ足配当

 

ETFは市場で売買をする必要上、透明性や縛りがあります。その一つに、分配金や配当金は実際に得た収益から出さなければいけません。

タコ足配当の問題は心配不要ですね。代わりに市場の暴落に対しての心構えや備えをしておきたいところです。

配当金は当然ドルで受け取る事になります。受け取ったドルは少しでも利回りの高いドルMMFで運用すると良いですね。

 

海外ETFを購入する場合、楽天証券はドルMMFとドル現物を合わせたものから買い付けが出来ます。

配当金を再投資する場合、かなり大金を入れていないと配当金が貯まるまで時間がかかります。楽天証券はメリットがありますね。

 

まとめ

  • DIAはダウジョーンズ工業株価平均に連動する海外ETF
  • 毎月、分配金(配当)が出る珍しい株式ETF
  • 30銘柄と少ないが銘柄入れ替えがされており、時代ごとの最も生存能力が高い企業で構成されている
  • S&P500と比べてもリターンが低すぎるという事も無く、期間の切り分け方次第では勝っている時もある
  • タコ足配当は心配しなくても良い

ダウジョーンズ社のアクティブファンドだろうという側面もありますが、指数としては歴史もあり実績も申し分ないです。

それに加えて毎月配当は個人的に魅力を感じています。

ちなみに海外の一次情報が欲しい…という人はモトリーフールの無料メールマガジンがおすすめですよ。

ホントに無料で良いの?と思うレポートが読めますし、週に一度なので面倒にもなりません。

 

お読み頂きありがとうございました。

応援クリックをして頂けると毎日更新する励みになります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

 

関連記事です。

【海外ETF】長い付き合いの老後資産HDVを紹介【実際の配当金画像あり】

配当金と言えば、良く出てくるのがVYMとHDVです。保有して4年を超えていますので、実際の受け取った配当金も含めて紹介しています。

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

毎日更新なので通勤のおともにして貰えると嬉しいです \(^o^)/

ななしをフォローする
タイトルとURLをコピーしました