金の生る木や、黄金を産むガチョウを想像や妄想した事がある人は多いでしょう。いわゆる不労所得です。私もこの手の話は大好きです。
イソップ寓話にある「ガチョウと黄金の卵」では、農夫が強欲にもガチョウの腹を裂いてしまい、お腹に黄金は無く悲しい話だったような気がします。
高配当ETFも中身を裂いても黄金は入っていませんが、放っておいたら砂金程度のお金をチャリンチャリンと産んでいる事に気づきました。
投資にはいろいろなスタイルがあります。
配当金を貰うというのは、都度税金を支払う行為ですので、長い目で見れば損なように思えますが、一方で確実に手に入る現金です。
不労所得や少し豊かな老後の足しとして考えている人の参考になれば幸いです。
HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF)とは
ブラックロック社が運用する海外ETFです。配当水準が比較的高位の米国株式で構成される指数に連動させてくれます。
注目したい点は下記になります。
- 過去12ヶ月分配金利回りは3.42%※2018年11月30日時点
- 信託報酬は激安の年0.08%
- 高配当だが金融や情報技術(IT)といったセクターはほとんど含まない
- 生活必需品、ヘルスケア、エネルギーで60%以上を占める
不況下にあっても、確実にお金を稼ぎだす企業が中核になっています。世界人口が増えるにつれて、洗剤、医薬品、石油精製品のパイは大きくなるでしょう。
米国株式になりますが、特定口座も対応しているので購入は楽になりました。私が使っている楽天証券だとドル転せずに米国株式や海外ETFが買付可能です。
別記事で商品紹介をしています。半年前の記事ですので、若干現在とは変わっていますが本質は同様です。リンクは新しいタブで開かれます。
金の卵=HDVの配当金
実は、HDVの記事寄稿をして配当金を調べていて知った事だったりします。意外と配当金を受け取っていてビックリしました。
実際に2018年に貰った配当金を見てみましょう。画像の字が小さいかも知れませんが、テキストでさらっとお読みください。
2018年HDVの配当金
HDV配当金2018年10月11,261円
HDV配当金2018年7月11,025円
HDV配当金2018年4月10,515円
HDV配当金2018年1月10,991円
ここから日本での配当金課税がされますが、2018年の合計は43,792円になっています。2回ほど急落があった2018年ですが、安定の配当金ですね。
全くほったらかしなのに、現金を産み出してくれている企業に感謝です。
たまたま今年度が調子良いだけだろう、と思う方もいるでしょう。2017年、2016年、2015年の各10月も参考に見てみましょう。
過去のHDV配当金
購入日が2014年10月なので、2015年からの配当金を参考をして出しています。年4回の配当金が出ていますが、2018年同様に毎回安定しています。
HDV配当金2017年10月10,300円
HDV配当金2016年10月8,674円
HDV配当金2015年10月10,812円
2016年は10,000円を切っていますが、為替の変動を受けています。もちろん利益の源泉となる株価の影響もあります。
チャートを見ると、2016年の10月あたりに大きく下落しているので、何とかショックみたいなのか原油での調整があったんだと思います。
次の配当の2017年1月には10,000円近くに回復しています。
実は配当金すら、ちゃんと見ていないので、この記事を書いて初めて知りました。
老後用ETFであるHDVは20年後くらいに正常運転していれば、その間は見る必要すらなかったという事でもあります。
※ブログを書いていなければ、ずっと見ていなかった。。
1回10,000円近く金の卵を産み出すHDVを購入した金額
購入日は2014年10月になります。当時の為替レートは1ドル107.38円。購入時の株価は73.63ドル。数量は140株を購入しました。
ざっくり110万円ほどの購入です。取引明細を見ると、現在の株価は約90ドルと買付時より約28%上昇しています。
株価が上昇しなくても、配当を維持してくれれば30年くらいで元が取れそうです。30年も保有していると数々の暴落があると思いますが、過去の歴史を見る限り超長期で株式は成長をしています。
もし私が老後を迎える20~25年後くらいに2倍になっていたら、配当金も大体2倍くらいに増えているので夢が広がります。
ちなみに一気に100万円とかでなく、半分で5,000円コースとかも出来ます。私は一般NISAでもHDVを保有しているので、参考になれば幸いです。
直近の2018年10月は5,389円となっています。一般NISAだと国内の配当課税が無いので嬉しいですね。
まとめ
- 高配当ETFのHDVはリアル金の卵を産むガチョウだった
- 2014年10月に110万円ほど購入したところ、現在、1回1万円程度を産み出している
- 株価や為替変動によって受け取る配当金も変わるが想像以上に安定をしている
- 老後用として大切に育てると、すこし豊かな生活の足しになりそう
- 株式が成長をすれば配当金も増えるので夢がある
高配当戦略は2017年の株価成長で置いてけぼりを食らっていましたが、それでもコツコツと配当をくれていました。
4倍の資金を投下すれば月1万円の不労所得が見えてきたりします。
焦って買うようなものではありませんが、必ずくる暴落の時に迎え撃てるように足元の配当もしっかり確認をしていこうと思います。
関連記事です
配当は下落相場のプロテクター、リターンのアクセル!【暴落があるから株価が上がる】
高配当といえば「下落相場のプロテクター」という言葉が一番有名と思います。シーゲル先生のお言葉ですね。
実際に暴落に合った場合、どうするかというと配当再投資がどれくらい有効かを書いています。
意外と読まれている記事