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【海外ETF】グローバルヘルスケアIXJ。保有10年以上の銘柄紹介

IXJ国別シェア 海外ETF
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IXJという世界のヘルスケアセクターへ投資する海外ETFがあります。JNJ(ジョンソンエンドジョンソン)やPFE(ファイザー)といった医療、健康に関わる世界的銘柄の集合体です。

上記のような手堅い企業への投資が好きな人もいるかと思います。私がそうで実際10年以上保有をしているのでご紹介をします。

記事内容はIXJの紹介と、リーマンショック前から保有し続けている私の結果です。そこそこ長い期間を放置しているので、これから長期投資を考えている人にも役立つかも知れません。

つみたてNISAを中心としたインデックス運用よりも、更に退屈な運用となりますが、ディフェンシブと呼ぶに相応しいETFです。

私の10年保有結果と合わせ、銘柄選びやサテライト戦略的の参考になれば幸いです。

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IXJは世界のヘルスケア銘柄に投資をする海外ETF

ヘルスケアETFとしてはバンガード社のVHTが今となっては有名どころですが、VHTとの違いとして米国だけでなく世界中の企業が対象です。運用はブラックロック社です。

スイスのノバルティス、ドイツのロシュといった米国以外の銘柄に投資を出来るのはメリットですね。

ヘルスケアという分野が不要になるという事は無いでしょう。高齢者が増えるほどに医療関係にお世話になります。

世界人口は増え続けますし、先進国の老人も増えていきます。私が老後になるまで長期で保有をしておいても良さそうに思います。

先に申し上げておくと、信託報酬が0.47%と少々お高いので積極的にオススメ出来るETFではありません。

連動指数はS&P Global 1200 Healthcare Sector Index(TM)です。

ほとんど日本で目にする事のない指数です。S&Pグローバル1200指数は世界の株式時価総額の70%くらいを占めており、そのうちのヘルスケアセクター104銘柄に連動をしています。

注目すべき点は2つです。

  • これ一本で世界のヘルスケアセクターへアプローチが出来る事
  • 健康をテーマに考えると縮小していくセクターではない

デメリットとしては想像と反して、配当利回りが低い事でしょうか。

上位10銘柄

銘柄名 保有比率(%)
JOHNSON & JOHNSON 7.59
PFIZER INC 5.14
UNITEDHEALTH GROUP INC 5.05
NOVARTIS AG 4.5
MERCK & CO INC 3.91
ROCHE HOLDING PAR AG 3.46
AMGEN INC 2.5
ABBOTT LABORATORIES 2.47
MEDTRONIC PLC 2.47
ABBVIE INC 2.44

上位10社で約40%(39.5%)を占めています。医療関係は研究開発費も莫大にかかる事から、参入障壁は極めて高い分野です。

今まで作り上げてきた医薬品でキャッシュを稼ぎ続けてくれる企業は魅力です。反面、新薬の開発で鳴かず飛ばずという企業があるかも知れません。

競争も激しい世界ですからね。そういった中で世界中に分散投資が出来るのは有難いですね。

投資エリアと保有比率

IXJ国別シェア

画像はブラックロック社ファンド概要より引用。

アメリカが圧倒的に強いです。ヨーロッパ、日本も投資対象として含めたい人向けです。

極論をいうとバンガード社のVHTの方が信託報酬も安くてオススメです。私が投資をした時は日本でVHTを買うことが出来なかったのです。

代わりに世界の大手企業に分散が出来ているので、このまま長期保有をしていきたいです。

しかし世界シェアで見るとスイスは生活必需品とヘルスケアには滅法強い国ですね。

配当利回りは想像より低い

 

IXJ配当利回り

ヘルスケアセクターというと高配当イメージがありますが実際は低めです。

過去の結果は良かったセクターですが、今後への期待をどれだけするかで見る目が変わりますね。

私の場合はサテライト的な保有になっています。

ちなみに日本もしっかり入っています

IXJに含まれる日本銘柄

武田薬品、アステラス製薬、エーザイと出てきます。日本の大手企業ですら、上位から40銘柄以降でしか出てこないので、上位銘柄の強さには驚きです。

三社を合わせても上位10銘柄の一角すら崩せません。。

 

S&P500とIXJのパフォーマンス比較

やはり気になるパフォーマンス比較です。引用はGoogleファイナンスです。

IXJとS&P500の長期チャート比較

設定は2002年とけっこう長い歴史があります。赤がIXJ、青がS&P500になります。かなり近い値動きですね。

リーマンショックでは同じように落ちていますが、若干暴落に対して強く、2010年以降の上げ相場ではS&P500を超えています。

ずっと放置していましたが、改めて見ると良いETFに感じてきます。

 

5年チャートで見ると、けっこう変わります。

IXJとS&P500の5年チャート比較

AmazonやGoogle、Appleといった成長銘柄の力強さには全く太刀打ちが出来ません。2015年などはS&P500より高いリターンを上げている時期がありますね。

莫大なお金を稼ぐ企業の集合体ですので、長期で保有する価値は十分に感じられます。

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IXJではなくバンガード社のVHTという選択肢

バンガード社のVHTという米国ヘルスケアETFがあり、恐ろしく低コストです。IXJも7割が米国株式なので、検討している方にはこちらをオススメします。

VHTの信託報酬

VHT信託報酬

米国企業のみですが銘柄数は378とIXJより多く、信託報酬は激安の0.10%です。

上位10銘柄

VHT上位10銘柄

画像はバンガード®・米国ヘルスケア・セクターETFのPDFより引用

スイスのノバルティス、ドイツのロシュが欲しいかどうかになります。私としては信託報酬が優先で良いのでは、と思います。

ななし
ななし

スイスって意外と配当への課税がきついのです。。(現地源泉税率35%!)

IXJとVHTのチャート比較

VHTとIXJの比較

青色がバンガード社のVHT、赤色がブラックロック社のIXJ(私が持ってる方)です。

信託報酬で大きく負けているというよりは、S&P500と先進国株式のリターン差をイメージする方が近いです。

参考:先進国株式とS&P500のチャート比較

画像はYahoo!financeです。

TOKとS&P500比較

青色が先進国株式(除く日本)のTOK、水色がS&P500です。2012年あたりからの乖離がほとんど同じですね。

米国一強の時代が長かったので、この差が縮まるのか両方とも落ちてしまうのか。

 

実際にIXJを10年くらい保有している私のリターンは?

2018年11月5日時点では111%と購入時の2倍になっています。プラス配当利回りがあります。

気付けば10年以上のホルダーです。日本から買えるようになった時にどうしても欲しくて、手数料負けも構わず買っています。

IXJ評価損益

2017年の相場が良かったので、2018年1月17日に半分売っています。

売ったタイミングは良かったかも知れませんが、古い一般口座の為、2019年に住民税を支払いをする必要があります。

売った時は一般口座で雑所得20万円以内の利確だから、確定申告も不要で税金も払わずにいけると思っていました。浅はかでしたね。

関連記事:知ってました?一般口座での雑所得益が20万円以下でも住民税は支払いが必要です

 

IXJのまとめ

  • 世界中のヘルスケアセクターへ投資を出来るETF
  • 約70%が米国株式
  • 意外と配当利回りが低い
  • 10年以上保有している私のリターンは110%程度と2倍に成長している

信託報酬の競争が欲しいところですが10年保有してもほとんど下がっていないので望みは薄そう。。

税金を払うのは嫌なので老後まで長い付き合いの海外ETFになりそうです。

ちなみに海外の一次情報が欲しい…という人はモトリーフールの無料メールマガジンがおすすめですよ。

ホントに無料で良いの?と思うレポートが読めますし、週に一度なので面倒にもなりません。

 

お読み頂きありがとうございました。

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同じ時期に購入したKXIの紹介です。リーマンショック前からの保有しています。

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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