2018年9月終わりに妻の実家に帰ったのですが、早朝にお義父さんから相談したい事があると。。(二人とも早起きなのです。)
深刻な話かと思ったら株式投資をしたい、と。これって暴落フラグなのでは。。
管理人は40代前半ですので、義父は年金生活に入っております。同年代の方だと似たような相談が出てくる人もいるのではないでしょうか。
あわせて、お酒を飲みながら「なぜ株式投資をしたくなったのか」「どういった銘柄が欲しいのか」等を聞きました。
ちなみに義父は株式投資経験はありません。もしご自身の身内から投資相談してきた場合の対策として参考になれば幸いです。
親族、特に親世代からの投資相談は受けない方が良い
お金の余裕があるから投資をしようなどという事になるのですが、普通であれば全力で逃げたいところです。
自分の親であれば全力で止めますが、各々の家庭事情もあります。立場の強い弱いもあったりします。
個人的な意見ですが、投資経験が無く収入の増えない老後にリスク資産を買うというのは、ほぼ負ける未来しか見えません。
いざ投資をしたが突然の暴落で損を抱えた場合、回復するまで保有を出来るかと言えば無理でしょう。もちろん、将来は誰にも分かりませんし確率2分の1で初回は勝てます。では次は?となります。
それよりも年金を含めた収入や、投資に使える予算は〇〇万円。どうすれば良いか。こういった相談であれば話はしやすいです。
正直、損した時の責任とか負えませんしね。何より口座申し込みとか手伝うのって、地味に時間がかかる労働だったりします。
管理人がとった対応は口座開設までのお手伝い
SBI証券と住信SBIネット銀行を一緒に申し込みました。同時に逃げる作戦も取ります。
申込は手伝うけど、入金方法や株の売買は義父に学んでもらう、任せる、という方法です。
何と適当な方法だと思う方もいるかも知れませんが、義母が一度つみたてNISAを始めたいと言った時に有効だった方法です。
私が子供にジュニアNISAで積み立てているVTI投信を欲しい、と言われたので口座申し込みまではして、その後は何もしていないのです。
結果は口座を作っただけで満足してくれて、行動には移さずで終わっています。
が、今回は個別株を買いたいという事が分かってきました。通常NISAだと120万円という非課税枠があるので、つみたてNISA申込にしておきました。
一応、私のSBI証券口座へログインをして、少額からだと単元未満株がオススメと説明&買い方を一緒にしておきました。(これが後で生きてきます。)
あと、住信SBIネット銀行からの送金方法とか。
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相手に話をして貰うように働きかけた
口座申し込みは朝に終えていたので、お昼に飲みながらの雑談で、何故このタイミングで株式を買いたいかを聞きました。
朝に質問した時は投資の練習に少しと言っていましたが、どんな銘柄を買いたいのか、また買おうと思った理由も聞けました。
こういった時、お酒は便利です。私も買いたい銘柄とか聞かれたら嬉しいです。
欲しい銘柄は川崎重工のようです。理由はインド方面で新幹線の需要が伸びるので、今のうちに買っておきたい、と。
元々、企業の社長をしたり今では自営業をしていたりと、私などより遥かに目利きが出来てリスクへの耐性はあるのです。インドに半分住むレベルで長期滞在の経験もあります。
そんな話しを聞きながら、今回の軍資金をたずねると20万円。残念ながら、この時点で川崎重工は買えません。
※2018年9月30日時点で1株3,205円、最低100株からの取引なので32万円くらいは必要になります。
ただし手を伸ばせば買える金額でもあるので、先手を打って良かった事があります。単元未満株(S株)の説明です。
単元未満株は初心者にやさしく損失も少なめに出来る
これなら初心者がゆっくり買いながら、株を増やす事も可能です。相場での損失は、儲かった金額の2倍ダメージが来るので、熱くなるか撤退するか。
そもそも最初の開設や入出金で面倒になって、作ったまま終了が嬉しいです。
本当に買うとなれば、川崎重工だけでなく他の銘柄も合わせて自分年金というなんちゃって高配当戦略を採用して貰えば、そこそこの分散投資になるはずです。
変な投資信託を大量購入した後での相談より遥かにマシな状況だと思います。
この方法は、投資初心者が少しずつリスクに慣れていくにも使えます。
おわりに
伝え忘れていましたが、妻の実家は年金だけで我が家よりも裕福です。負けても生活に困る状況にはなりません。それを差し引いたとしても私の結論は…
- 極力、親族からの投資相談等は逃げましょう
- 投資話は嫌いではないが人の口座開設をするのはけっこう時間や手間がかかる
- 可能であれば口座申し込みだけして後は本人に任せて使わない事を神に祈る
- 最悪、暴走しないように単元未満株を教えておく
投資を始めたいと相談された場合、親族で無くとも上記の対応は少額から始める事や、損失後の資金投入まで時間分散が効く事、コツコツ長期で投資しやすいというメリットがあります。
義父は本を良く読む人なので「敗者のゲーム」を薦めようと思いましたが、個別株を希望しているので、上記のような対応となりました。
ちなみに60歳を超えているのに、図書館で下記の本を借りていたくらいなので、そこまで深刻な心配はしておりません。
ゴールデンウイークに顔を出した時に置いてあったので、バーベキューの合間にサクサク読めました。iDeCoを検討している人はこの一冊でほとんど疑問はなくなります。
kindleより書籍の方が繰り返して使いやすいと思います。書籍上、仕方ない事かも知れませんが「特別法人税」に触れていないのは残念な点です。
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