2018年9月14日、朝のニュースでリーマンショックと落ち込む40代の収入が放映されていました。番組はNHKニュースおはよう日本です。
少子高齢化にともなう人手不足もありますが、まだまだ仕事で困っている人間も多いのです。
管理人は全く同じ境遇ですが、何とか貯蓄も出来ております。氷河期世代の問題を考えるきっかけになれば幸いです。
氷河期世代と落ち込む40代の年収|まさに生まれきた時代が悪いのかも
記事内容の引用部分はNHKおはよう日本「リーマンショック10年 日本社会に残る爪痕は」です。
大卒男子40代前半の平均月収が明らかに下がっています。ニュース内でのデータは日本総研です。
15年前:49万円
10年前:50万円
5年前:46万円
現在:43万円
テレビでは手取りなのか額面月収なのか、はたまたボーナスは含まれているのかは不明です。
中央値では無いので、実際に貰っている金額はもっと低い人が多いでしょう。
額面でも43万円の給料があれば生活楽だろうなぁ。。
しかも15年前とは税金も変わっているので、手取りというか可処分所得はもっと下がります。
若者の〇〇離れなんて実際にはなくて、お金の若者離れが一番の原因ですよね。
ニュース内での男性の収入や思いです。
結婚し、子どもが産まれたばかり。
人材サービス会社に勤めたときの手取りは23万円、年収は390万円でした。
その後、塗料メーカーに転職し、月給は5万円ほど増えましたが、「自分たちは報われない世代だ」という思いは拭えません。
男性
「つらいときももちろんあるし、もう少し時代が変わってればと思うこともある。
受け入れるか飲み込むかして、なんとかしていかないといけない。何とか生きていくしかない。」
超就職氷河期世代を経験している私ですが、当時は仕事があるだけありがたかった時代です。それは社会に出てからも続きました。
同じ日本に生まれて、たった10年早く生まれた、遅く生まれただけで違う人生だったかもしれない。
これは同世代で思う人は多いのではないでしょうか。
ただ、この世代は大人しいんですよね。諦め世代というか、社会に対して声を出さない感じです。
その代わりに消費しないというサイレントテロをする恐ろしい世代でもあります。
なぜ氷河期世代、40代の収入が落ち込んでいるのか
この世代は、転職を余儀なくされて専門性を培う機会を逃したり、企業がこの期間に人材への投資を減らしたことで十分な教育を受けられなかったりした人が多いということなんです。
そのために景気が回復しても、なかなか賃金が上がらないということにつながっています。
まさにその通りで、私の生きてきた過程です。専門性については私の能力不足によるところが大きいですけど。
キャリアが途中で途切れてしまう事で、景気回復による賃金上昇の恩恵を受けられない、というのが私の考えです。
どちらにせよ不遇の世代です。近い将来もですが老後の不安も大きいです。けっこうな人口がいるので社会保障が耐えきれるのか。。
私個人はせっせと貯蓄に励んでいますが、どうなるんでしょうか。株式への課税が増えるとかなったら泣き崩れると思います。いや、間違いなく泣きます。
まとめ|生まれてきた時代が悪かった40代、氷河期世代
- 平均月収で見ても15年前の40代前半より6万円も下がっている
- 15年前よりも税制が変わり可処分所得も減少している
- 40代前半男性の年収が下がっている要因は就職氷河期と不況によるキャリアの断絶
この状況の中から結婚へ踏み切るのは無理ゲーと判断されても仕方ないでしょう。そりゃ少子化になるわ、というお話しです。
このニュースで「氷河期世代」「ブログ」という言葉を出してくれたら、当ブログに検索で来てくれる人が増えたのに、というのが超個人的な意見です(笑)
お読み頂きありがとうございました。
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管理人はこつこつと老後資金を貯めております。なるべく損をしないようにするには、上記の本を一冊読めば大体解決してくれます。
【2019年3月20日追記】
ちょっと会社業績(社員7名の零細企業)が悪くなっており、転職活動中です。社内の空気も人間関係も殺伐としています。
景況感を感じず、同じような人も多い気がします。
管理人はdodaという転職エージェントを使っています。
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同じ世代で現職に悩んでいる方も参考になるかも知れません。
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リーマンショック当時の日記を元に、株式暴落の体験を書いています。
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