投資は始めてみたいけど、悩んだまま一歩が踏み出せない。そんな人も多いと思います。
本記事の内容は実際に友人が悩んでいた部分を解決していったものです。具体的には下記の4点です。
②なぜ投資は必要なのか
③投資は本当に儲かるのか
④具体的なアクションや証券会社の使い方
上記のうち、②のなぜ投資は必要なのか、を関連記事を合わせて説明していきます。
①については関連記事をお読み頂けると幸いです。
資産形成をしていくにあたり、下記の悩みが出てきます。
・本当に投資は必要なのか?(必要とは思いつつも理由が漠然としている)
なぜ投資は必要なのか。そして投資に踏み出せない方の漠然たる危機感へ対しての回答です。関連記事もありますので、お暇な時間にゆっくりお読み下さい。
なぜ投資は必要なのか
ずばり言ってしまうと、将来に対するお金の不安の解決策として必須だからです。
老後は自分で何とかするしかない
具体的には、高度経済成長を終えて高齢化社会最前線の日本で生きていくうえで、自身の老後を国に頼れないという事がはっきり分かっているからです。
若い人ほど、情報のキャッチが早く現実の厳しさを理解しているように思えます。年金問題を考えた場合、自分達の収入だけで親世代の生活費まで見るのは現実的に無理だろう、と。
普通に働いていて明るい老後や未来が見えない、という事でもあります。では、どうすれば良いのか。という狭間での悩みです。
下記は2050年の人口ピラミッド図です。
出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ (http://www.ipss.go.jp/)
2018年現在から32年後には上記図の結果が予測されます。20代の人から「氷河期世代が邪魔だな…」と思われそうな図でビクビクします。
技術革新等で労働環境は変わるかも知れませんが、それでも支えないといけない人数を見ると、絶望的なピラミッド図です。氷河期世代としては聖帝十字陵を思い出します。
悲観的になり過ぎるのもダメだとは思いますが、これを見て将来の不安を感じるなというのは無理です。
市井の人である私が思いつくのは、年金の支払いを下げて、働いている人からの税金を増やすくらいしか対策が思いつきません。多分、他の人もそうでしょう。
国側も、個々人の老後は自分で面倒を見てくれとばかりに、つみたてNISAやiDeCoを推してくるようになりました。合わせて投資環境も良くなっています。
いずれにしても将来に備えて少額投資は経験しておいた方が良い
現時点では労働者優位の環境がありますが、働いた分の税金は増えていきます。その中で自分の老後を用意していく必要があります。
当ブログでは、収入の20%は資産形成に回すべきだと言っていますが、収入の80%で生活をするのは同年代と比べてけっこう節制した生活になります。
節制した生活を40年間続けても8年分の生活費にしかなりません。その後、見えてくる年金生活は現在より確実に少ない金額でしょう。
投資を考えるのは自然な流れと思います。ですので、投資をして老後資金の確保が必要という事になります。
とはいえ、技術革新は私などの想像を上回っていて、労働人口も減るもののAIのおかげでお気楽な未来もあるかも知れません。その時は、株式市場も大いに盛り上がっている事でしょう。
また、若い方であれば伸びしろが大きい分、自分で出来る範囲や収入手段の複数化が出来るようになっているかも知れません。国も副業を勧めている節もあります。
団塊世代、バブル世代、氷河期世代を遥かに上回って、自分の老後は自分で何とかする、というハードモードがくる可能性はあります。氷河期世代の私ではありますが、いつの世も生きていくというのは大変であると感じます。
現状打開としての投資は必要と思います。ですが、投資は余裕資金でするものという事も覚えておくべきです。
現状として若い人は、お小遣いの中から捻出して3,000円程度の投資は経験しておいた方が良いです。失敗しても大した金額ではないからです。
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関連記事と具体的対策
若い人に向けた資産形成の方法ですが、投資については一年分の生活防衛費をした上で収入の5%を投資へ回す提案をしています。
まどろっこしい、とりあえず投資を始めたい、と思われる方には少額投資をオススメします。
3,000円という金額は時間という効果を使うことで、50年後には国民年金に近い数字を出すことが出来る可能性があります。
若い世代でも無理のない金額である事と、投資を考えている場合はこれくらいの金額からのスタートをオススメをします。
試しに実行をしやすい金額である事。失敗をしても総資産や今後の労働期間があるので、余裕で取り戻せるからです。
投資損の精神的ダメージはした人にしか分かりません。
若いうちに暴落を喰らって精神的許容値を知っておくのはメリットとも思います。
たった20%程度の暴落。3,000円が2,400円になっただけ、たった600円の損失でも人間は損失に対して過剰に反応する事が分かるはずです。
3,000円を12ヶ月積み立てても36,000円くらいです。その期間で投資信託や株式の値上がりや値下がりが気になるなら、ゆっくりとリスク資産に対する許容値を計っていく事が出来ます。
100円投資×30個で3,000円の積立投資が可能です。上記の方法を利用すれば、楽天ポイントが3%貰えるので精神的損失も和らぎます。貯まった楽天ポイントを利用して投資信託を購入も可能です。
ですが、楽天証券・楽天銀行の口座開設の手間がかかる上に、投資信託を30個選ぶのは非常に面倒です。お暇があればどうぞ。
まとめ
- 投資が必要なのは人口ピラミッド図から想定する通り、老後を国に頼る事が出来ない不安への解決策
- 悲観的になり過ぎるのは良くないが決して楽観視は出来ないレベル
- 氷河期世代もハードですが次の世代も大変そう
- 余裕があるうちに貯蓄と投資はしておいた方が良い
という事になります。
まだまだ人生は長いので、ゆっくり着実にいきましょう。
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