投資歴の長い人が読むと、懐かしい話だと思うかも知れません。もしくは、あんな時代は思い出したくないというかも。
2019年現在では12年前の古いバランスファンドのお話しです。
最近投資を始めた方には、昔の投資環境が酷かったという事が少し笑い話になれば幸いです。
マネックス資産設計ファンドとは(昔のインデックス投資環境とは)
マネックス証券、鳴り物入りのバランスファンドです。当時は外国リートが入っているのが特徴だったと思います。信託報酬は1%を下回る0.95%。当時でも微妙なくらいの信託報酬でした。
当時は特に注目していませんでしたが、
ー当時の2ちゃんねるより引用ー
いろいろ考えて考えて考えすぎて
結局マネの資産設計とSステート外国株を
各3万円積立ててる。疲れたよパトラッシュな気分。
という言葉だけ強く印象に残っています。
ちなみにSステート外国株というのは、ステート・ストリート外国株式インデックス・オープンという今でいう外国株式(日本除く)の祖先みたいな投資信託です。信託報酬0.95%と高額でしたが、これ以外にまともな外国株式の投資する手段がほとんど無い時代した。
現在の投資環境であれば既に償還されているかと思ったら、まだ現役でした。。ホルダーの方がいらっしゃったら申し訳ございません。
画像の字が小さくて見にくいかも知れません。
ただ、月間売れ筋23位とかマジか、と声が出ました。ページ閲覧11位とかも本当かよ、と。信託報酬が税込み表記なところは良心的です。
各アセットの比率を覚えていなかったので調べたところ、こんな事になっていました。発売当初の比率を知るには、当時のブロガーさんの記事を読むしかなさそうな気がします。
バランスは確かに良いけど、今なら4資産均等バランスファンドが信託報酬激安で購入できます。リーマンショックを乗り越えても伝統4資産均等は結構良い数字を残してそうです。最近、イボットソンが4資産均等推しでないのが残念です。
さらっと下にエボリューションなるものが出ていました。資産設計させる気が全く無さそうな配分なので楽しくなってきます。いつ頃発売されたのかを調べると2010年のようです。
純資産総額は2015年ごろまで伸びていたので、結構買っている人がいたんですね。信託報酬は1.0%で出しているようです。習慣売れ筋99位がどこまで高いのか分かりませんが、まだ買っている人もいるというところに、マネックスの販売力を感じます。
どんな営業力を持てば売れるんでしょうか。
ついでにセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを調べたら、つみたてNISAで買える商品になっていました。中抜きさえ無かったら良い商品と思うのですが、今は楽天VT投信が出てしまっているので、これと現金で大半の事が片付いてしまいます。
SBI資産設計オープン(スゴ6)もあったので調べましたが、こちらも現役のようです。
もう懐かしさでお腹いっぱいです。。
今回分かった事
- 当時のバランスファンドが今も現役
- しかも売れ筋だった事に更に驚く
とはいえ、つみたてNISAの普及が進めば、さすがにここらへんの商品は新規購入が無くなり、購入した人達が取り崩す時期になれば償還されていく運命かな、と。
氷河期世代としては、今の環境で投資出来る若い世代を正直羨ましかったりします。
意外と読まれている記事