当サイト(氷河期ブログ)で海外ETFに関する記事が増えてきました。
- 海外ETFを始めたいけど何を買おうか迷っている
- 他の人はどんな風に海外ETFを使っているんだろう
考え方はさまざまと思いますが、まとめ記事を作りました。
タイトル(見出し)ごとにページへ飛べます。
もし参考になれば幸いです。
海外ETFの特徴やメリット・デメリット
管理人が投資を始めたころとは違い、日本で購入できる商品は格段に良くなりました。
つみたてNISAの恩恵もあり、配当金の再投資を考えると海外ETFは不要と思えるほど。
買い方は記事を書いているので参考になれば嬉しいです。
意外にカンタン。楽天証券で海外ETFの買い方を紹介していきます
海外ETFのメリット
また、ETFという仕組み上、経費率(信託報酬のようなもの)は全てガラス張りで隠れコストのようなものはありません。
これは投資家自身が手数料を払って購入しているからです。
世界一厳しいといわれるNY市場への上場をしている投信なので信頼性も含め、ペーパーアセットとしては完成形の一つでしょう。
純資産も文字通り桁違いで、世界初にして世界一の運用規模を誇るSPYは約26兆円に上ります。
そして資産が生み出した配当や利子は、これも仕組み上、そのつど分配金として支払われます。
これはタコ足配当などではなく、純然たる配当や利子しか出しません。
海外ETFのデメリット
分配金として受け取ると制度上、アメリカで10%の課税、その後日本でも配当課税20.315%が引かれます。
アメリカでの取られているため、二重課税となり確定申告で取り返せますが全額とはいかないのが厳しいところ。
配当に関しては確定申告をしても大体25%くらい引かれる、というイメージです。
日本株オンリーに比べると損と感じるかも知れませんが、アメリカを中心とした先進国の配当利回りや増配率を考えると結果としてはプラスかな、と。
老後は元本を取り崩さずに配当だけを使う
管理人は「つみたてNISA」は老後の生活費として使いきる予定ですが、やはり手持ちの資産を取り崩すより晩年は年金+預貯金+配当でささやかに暮らしたいです。
そういった意味では、人生100年時代といわれるので現時点から少しずつ海外ETFを増やしていく事で、毎年配当が増やしながら少しずつ豊かになっていく生活も可能。
参考までに管理人が持っている古いETFをご紹介します。IJR(米国小型株ETF)は10年以上保有しているので参考になるかと。
ちょっと直近の配当額は上振れしすぎてますが、キッチリ成長しているのが分かります。
今までの配当受取額推移も作りました。
実際に受け取った配当から、株式は成長する債券という実感を持っています。
メインとなる海外ETF|S&P500、全世界株式、米国債券
鉄板商品ともいえる3つの海外ETFをご紹介します。
VOO|S&P500に連動するバンガード社の旗艦ETF
世界の株式時価総額のうちアメリカが50%以上を占めています。
大半はグローバル企業で、売上比率をみると40%以上はアメリカ以外となっており、正直これ一本で世界分散になっている状態。
Microsoft、Google、VISAなどはアメリカに上場しているだけで世界的インフラといっても良いでしょう。
今後もイノベーションをおこせる国として期待ができ、先進国の中で人口増という強みは魅力ですね。
また伝統的なブランドも多く「世界経済の成長」「人口増加」をすることで、コカ・コーラを飲む人は増えますし、スマホに触れる人も増えるでしょう。
VOOはアメリカだけでなく全世界で売上を出しまくる優良企業の海外ETF【評価と将来見込みあり】
VTI|アメリカに上場している全ての株式に投資ができるETF
アメリカの株式時価総額99%に投資ができる商品。
VOOでは取り逃していた小型株へも投資が可能。
S&P500は世界を代表する500社に近いので、未来のMicrosoftやGoogleも全て丸抱えというのは魅力ですね。
楽天証券 で買付手数料が無料なので、管理人が「じぶん年金」として買っているETFでもあります。
VTIは経費率0.03%で全米国株へ投資できる海外ETF【評価と将来見込みあり】
VT|全世界8000銘柄への一括投資ができる海外ETF
全世界の株式時価総額99%に投資ができる商品。
アメリカ1国への集中投資は不安という場合、この商品を保有するだけで悩む事はなくなります。
あとは個々人のリスク許容度に合わせてキャッシュを保有しておくと投資ですることは終わります。
管理人は保有して5年以上経ちますが老後までの付き合いとなるでしょう。
世界の成長に合わせて配当もしっかり伸びており将来が楽しみです。
老後資産の本命、VT(海外ETF)の評価と6年以上保有の体験談
BND|鉄壁の米国債ETF
100年後の世界は分かりませんが、私たちが一生を終えるまで米国債というのは流通をするでしょう。
もし使えなくなった場合はリアル北斗の拳のような世界が待っています。
とてもシンプルで面白みのない商品ではありますが、株式だけでの運用は思っている以上に値動きがあります。
そういった時のバランサーとして非常に優秀ですね。
BNDは米国債券市場へまるっと投資する海外ETF【安定した利回りが魅力】
債券ETF【BND】を購入する理由|配当を貰いながら暴落時には実弾にする
サテライト運用としての海外ETF
メインはS&P500もしくは全世界株式を選ぶだけで十分です。
しかし債券ETFのBNDでリスクを低減するように、少しだけ違ったものを保有して資産の値動きを調整したい人にもおすすめ。
海外ETFをサテライト運用として使うと選択肢は格段に増えます。
- 高配当株式
- 高利回り債券
- 小型株
- ディフェンシブなセクター
管理人が保有しているETF、これから買おうと思っているETFを紹介します。
VYM|米国高配当ETF
高配当の米国企業400社に分散投資をしているのが特徴。
REITは含まずバランスの良い高配当。配当込みリターンはS&P500に近い。
VYMは信託報酬0.06%で米国高配当株式へ投資が出来る海外ETF
HDV|米国高配当ETF
生活必需品、エネルギー、ヘルスケアを中心にした高配当が多い。
銘柄の入れ替えは適宜されており高配当を維持しつつ比較的ディフェンシブなポートフォリオ。
【高配当海外ETF】長い付き合いの老後資産HDVを紹介【実際の配当金画像あり】
【高配当ETF】VYMでなくHDVを選んだ理由は金融セクター比率の低さ
現在では毎月1万円を生み出してくれるキャッシュマシーンとなっています。
SPYD|S&P500高配当ETF
S&P500の中から高配当80社へ均等投資するのが特徴。
不動産と公益セクターで50%を占めるので、VYM、HDVとはまた違った動きがあります。
不動産セクターは景気敏感株なので様子見をしています。
SPYDは経費率0.07%で高配当銘柄を均等投資する海外ETF|利回り5%以上
DIA|NYダウ連動ETF
誰もが知っているNYダウ工業株平均に連動するETF。
成熟企業が多く毎月配当というのも特徴。
世界最強の30社で運用されており長期リターンでS&P500と近似するというのは資本主義を感じやすいですね。
子供の未成年口座で保有しており相続済み&将来が非常に楽しみ。
子供のお小遣い補填などはDIAが賄ってくれる予定です。
HYG|高利回り社債ETF
信用は低いが利回りが高いという社債へ分散投資が可能。
現在は900本以上に分散されており個人ではまず無理なので利用価値は大きいです。
分配金込みリターンはちょうど株式と債券の中間といった感じ。金融危機での動きも同様でした。
何か暴落があった時に仕込もうかと考えています。
年5%!HYGは高利回りのハイイールド社債を集めた海外ETF【評価と将来見込みあり】
こういった商品を暴落時に買い向かうためにBNDを保有しているというのもあります。
VDC|米国生活必需品ETF
海外ETFへ投資しはじめた頃、最も欲しかった銘柄。
配当も安定しておりシーゲル教授のいう黄金銘柄が集まったETFです。
リーマンショック以降、上昇相場が続いており手出しできなかったのですが、チャートを見ているとVDC一本で良いのでは?となる商品。
株式クラッシュ時に仕込んでおき永久高配当マシーンとして保有したいと企んでいます。
VDCは経費率0.1%で生活必需品へ投資できる海外ETF【評価と将来見込みあり】
IJR|米国小型株ETF
超小型株600社で構成されるETF。
12年以上保有していますが、小型株効果なのかワケのわからないリターンを叩き出しています。
リーマンショック前の2007年12月という天井買いをしてマイナス60~70%くらいになっていましたが、結果として放置していたら年複利7.2%+配当をもたらしてくれた商品。
もちろん株価が倍になったので配当も倍になっています。
【海外ETF】米国小型株IJRの紹介。配当も成長していて良い商品
バイアンドホールド最強というのを体験できたことは非常に有益でした。
IXJ|グルーバルヘルスケアETF
全世界のヘルスケア銘柄に分散投資をしてくれるETF。
バンガードのETFは米国のみなので住み分けは出来ています。
長寿化に伴い成長が見込めるセクターですが1銘柄単位ではリスクの振れ幅が大き過ぎるため、分散投資できるのは非常にありがたいですね。
【海外ETF】グローバルヘルスケアIXJ。保有10年以上の銘柄紹介
KXI|グローバル生活必需品ETF
全世界の生活必需品銘柄に分散投資をしてくれるETF。
バンガードのETFは米国のみなので住み分けは出来ています。
日本からでは購入が難しいネスレなどに投資をできるのは魅力。
【海外ETF】グローバル生活必需品KXIは超手堅い運用の一手
圧倒的なブランドは人口が増えるほど、企業の売り上げも増えます。少し前には、中国が日本のオムツを爆買いというのがありましたね。
新興国が購買力を持っていくなかで、やはり欲しいのは先進国のブランドとなっていきます。
アメリカのベビーブーマー達が引退して、徐々に持っていた株を売っていくと株式は下がり続けるのでは?と懸念がありましたが、シーゲル教授は『株式投資の未来』のなかで新興国がその買い手となるので安心して良いと書かれていました。
海外ETFの積立投資について
投資信託に比べると積立投資が面倒なイメージがありますが、SBI証券と楽天証券は毎月1万円などから設定ができます。ただし株価が高いとお金が足りないということも。
下記の記事では比較的メジャーな指数かつ100ドル以下で買いやすい海外ETFをまとめました。
【海外ETF】100ドル以下で買いやすいメジャー指数ETF【積立投資向け】
SPDW(米国を除く先進国)などは、つみたてNISAでS&P500などに集中投資している場合、地域分散として使いやすいと思います。
じぶん年金としての海外ETF活用法
管理人は海外ETFの配当を老後のお小遣いにしようとコツコツ買っています。
給与だけでは、つみたてNISAの維持で精一杯なため複業(副業)収入を使うかたちに。
入ってくる配当金を使って生活を少し豊かにするのも良いし、再投資をするのも良し。
ゆっくりですが生活は豊かになっていきます。
じぶん年金の運用指針は以下になります。
海外ETFで作る「じぶん年金」の運用指針と投資戦略|2019年9月
海外ETFで作る「じぶん年金」の運用指針と投資戦略|2020年1月
一次情報の仕入れ方
あまり無いかも知れませんが、海外投資をする際に情報がなくて迷ってしまうことがあると思います。
そういった場合、海外の一次情報を持っていると便利です。
Oxfordインカム・レターは米国で2012年のベストセラー『Get Rich With Dividends(配当金でお金持ちになる)』の著者マーク・リクテンフェルド氏のレポートです。
日本の広告代理店が情報商材のようなページに仕立て上げていますが、【無料】毎月配当が出る6つの強い米国株レポート というレポートだけでも見る価値はあります。(月800円の有料メルマガなので管理人は無料レポートしか読んでいません。)
外部リンクOxfordインカム・レター
おわりに|海外ETFは難しくないので興味があれば始めてみよう
お読み頂きありがとうございました。
海外ETFに興味を持たれた方は、サブ口座として海外ETFをはじめてみるのはいかがでしょうか。
最初のうちは、メイン口座(つみたてNISA)と同じにすると値動きが気になります。
別々で持っている方が値動きを気にせず、飽きたら放置というのもおすすめの理由です。
ネット証券大手3社なら正直どこでも同じかと思います。
公式リンク:SBI証券
公式リンク:楽天証券
公式リンク:マネックス証券
管理人としては困った時にはコールセンターへ問い合わせがすぐできる楽天証券がおすすめ。
特に初心者には使いやすい設計なのが良いです。
焦らずコツコツと続けるのが投資の秘訣ですね。
ブログも日々更新しておりますので、もし良ければブックマークなどして通勤のお供にして頂けると嬉しいです。