カナダに旅行をするけど、スマホやタブレットの通信はどうしよう?
そうお考えの人は多いと思います。携帯キャリアの海外ローミングはちょっとお値段高いですしね。
カナダへ行かれる方への参考になれば幸いです。
本記事は東北投信を運営しているみらいさん(@instockexnet)より、寄稿いただきました。
こんにちは、東北投信を運営している者です。
前回はHUAWEI P20とカナダで利用できるSIMカード(MOST SIM)をモントリオールで利用した話を紹介しましたが、今回はグローバルWi-FiとiPad mini 4をやはりカナダ・モントリオールで利用した話を紹介します。
実は筆者、MOST SIMが繋がらない可能性を考慮して、予備の手段としてグローバルWi-Fiのレンタルも行なっていました。
もしネットが繋がらなかったら、異国の地で本当にたった一人で過ごさねばならないのですから(フリーWi-Fiの電波は飛んでますけど)。
ネットに繋がれば、そこには日本語の情報やフォロワーがいるあたりにほんとありがたみを感じますね。
というわけで、実際の使用感などを紹介します。
グローバルWi-Fiを借りた理由
もともと海外旅行保険(HS損保の「たびとも」)を契約した際に、「契約者なら20%オフでレンタルできるよ」との案内を見て申し込みました。
それ以上もそれ以下の理由もありません。
契約内容は4G容量無制限 + 保証パック(含モバイルバッテリー)
契約内容は以下の通りです。
- 4Gで容量無制限 × 7日間
- 安心保証パック(レンタル機器の盗難・故障保証 + モバイルバッテリ-)
容量無制限とは、いわば「使い放題」のプランです。このプランは容量のプランでは一番上位のグレードで、例えば1日100GBを使ったとしても問題ありません。
それ以外のプランは1日の通信容量の制限(300MB、600MB、1.1GB(1GBは1024MB))があり、上限に達すると通信速度が極端に低下するペナルティが課せられます。
筆者はどちらかといえばSNS依存な人間ですので、今回は余裕をもって容量無制限にしたのです。
そのため、たしかに「20%オフ」ではあったもののと、トータルで15,000円と結構高額な出費にもなってしまいました。
関連記事HuaweiP20でMOST SIMを使いカナダ・モントリオールを旅してきた!
カナダ・モントリオールでグローバルWi-Fiを使おう
成田空港でグローバルWi-Fiを借りていこう!
例のごとく、写真などを撮り忘れてしまったので、記憶に基づいてずらーっと書いていきます。
まず、成田空港の指定のロッカーからWi-Fiを受領します。
事前に申し込んでいる場合にはロッカー受取を選択できますので、当日の手続きは不要です。
筆者が利用したエアカナダは第1ターミナル南ウイング4Fにてチェックインしますので、受取ロッカーも南ウイング4Fを選択しました。
ホテルでレンタルしたWi-Fiをつないでみる
実際に筆者がWi-Fiを使ったのは、空港から747エクスプレスバスに乗り、ダウンタウンにあるホテル(Novotel Montreal Centre)に着いてからでした。
接続自体は簡単で、Wi-Fi端末のディスプレイにSSIDと暗号化キーが表示されますので、それをiPadの「設定」→「Wi-Fi」の項目から設定するだけです。
普段、パソコンやスマホ、タブレット等をWi-Fiに繋いだ経験があれば、誰でも簡単に設定できます。
回線速度は計測時で38Mbps出ており、ストレスを感じることなくネットを閲覧できました。
筆者が行動した範囲内では、電波障害やネットの遮断、速度の低下などのトラブルはなく非常に快適でした。
ですので、iPadで写真を撮影し、そのままTwitterに放流なども結構やってました。
容量無制限だったので、あまり見てませんでしたけどw
ホテルから映像付きでスカイプをしてみる
今回偶然にもスカイプをする機会があり、モントリオールのホテルと日本在住の相手方とで少し映像付きでのお話をしていました。
特に映像の遅延や乱れなどもなく、満足に会話できたと思います。
こちらはタブレットですから、窓からの風景やらホテルの内装やらもカメラに映して紹介しました。
写真で見せるのも良いのですが、実際に中継してみせると、またリアルな感想を聞けたりするものです。
次回カナダに来るときは実家ともスカイプでやりとりできるように準備しておきたいと思いました。
ダウンタウンの中で友達にLINEしてみる
筆者はiPadにLINEもインストールしていたため、撮影した写真をLINEの知人にも送ったりしていました。
モントリオールと日本の時差は13時間あって昼夜逆なので、カナダの昼間にLINEすると、日本では夜中に届いてしまい「睡眠中にLINEしてくる迷惑な奴」になってしまうのですが特に気にせずw
そんな感じでフル充電で朝持ち出して、1日屋外で利用し、夕方ホテルに帰ってくるとWi-Fi端末のバッテリーが半分ぐらいに減っているような感じです。
このあたりはバッテリーの「へたり」具合もありますね。
成田空港到着後に返却
返却は返却ボックスにぽいっと入れると、返却翌日に返却完了のメールが届きます。
帰国して疲れてる中で、書類書かされたり事務手続きさせられたりしないのは良いですね。
実際にグローバルWi-Fiをレンタルしてみて思ったこと
容量無制限は不要だった
正直、容量無制限は不要でした。
以下は実際の利用実績です。
- 2019年07月13日 0MB
- 2019年07月14日 04MB
- 2019年07月15日 1MB
- 2019年07月16日 1,884.18MB
- 2019年07月17日 49MB
- 2019年07月18日 1,274.24MB
- 2019年07月19日 117MB
容量無制限の1つランク下は「1.1GB / 日」ですが、16日と18日のみ超過しています。
グローバルWi-Fiの場合、規定容量を超過すると通信速度は128kbpsにまで低下します。
容量制プランは3種類あり、
1日あたり300MB(通常プラン)・600MB(大容量プラン)・1.1GB(超大容量プラン)がご利用いただけます。
※1日あたりの規定容量を超えた場合、通信スピードが128kbpsまで低速化しますが、引き続きご利用いただくことは可能です。
※1日の単位は日本時間の深夜0時を単位にリセットされます
引用元:https://faq.townwifi.com/faq/show/15?site_domain=globalwifi
しかし今回のケースではMOST SIMもありましたし、そもそもホテルや主要施設のフリーWi-Fiを使う手もあったので、容量無制限は奮発しすぎたと思います。
ちなみに特にWindows PCの場合、OSアップデートなどがかかってしまうと、何もしていないのに勝手に通信量を消費しがちです。
ユーザーは触っていないものの、バッググラウンドでアプリが通信しているケースは結構ありますので、その点は注意したほうが良いと思います。
PC持って行って仕事をするならば容量無制限のほうが安心かもしれません。
モバイルバッテリーも不要だった
使うかなと思いましたが、バッテリーも不要でした。
正直、一度もレンタルしたポーチから取り出しておらず、ただ邪魔なだけでしたw
むしろシータ(360度カメラ)とか借りたほうが楽しかった気がしますね。
今後カナダ行くときにまたグローバルWi-Fiを利用する?
たぶん利用するが、契約プランは変えると思う
筆者はまた利用したいと思いますが、今度は契約内容をもっと安価なものに変えると思います。
- 1日の容量を1GBにします
- モバイルバッテリーはつけないです
フリーWi-Fiも飛んでるのでもっと容量を抑えても良い気もするのですが、いくつかのフリーWi-Fiはセキュリティ的なリスクを抱えている可能性があります。
無料Wi-Fiが危険な理由の1つは、Wi-Fi通信が暗号化されていないこと。子機であるスマホと親機であるWi-Fi基地局の間の通信内容が第三者から覗かれる可能性があります。(中略)
一方で、仮に暗号化されている場合も、不特定多数の人が次々と利用するようなWi-Fiスポットでは、利用者全員が同じパスワード(復元キー)を使う以上、効果は期待できません。パスワード開示されているのも同然で、結局のところ誰でも通信を傍受できるのです。
引用元:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/1057386.html
そのため、無条件に「フリーWi-Fiでもいい」と正直言いきれません。
VPNを導入する手もありますが、それはそれで相応の知識とコストがかかりますので、現在のところはレンタルWi-Fiでプライベートなネットワークを作るのが一番お手軽だと思います。
MOST SIMとの2台体制で行くだろう
最後になりますが、筆者は次回のカナダ旅行も携帯へ刺して使うMOST SIMとグローバルWi-Fiの2台体制でいくと思います。
そのぶんお金がかかるんですけど、やっぱネットがないと生きていけないので(切実
みらいさん、記事の寄稿ありがとうございました!
海外旅行羨ましいです。一人海外旅行だと予算削減でSIMだけ買っていきそうです。
家族旅行だと、レンタルWi-Fiが一番安心だと思いました。
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