団塊世代は経済成長にのるだけで楽な時代だったんだろうなぁ、と思っている人は意外にいると思います。私もそうでした。
とはいえ、経済が成長するという事は猛烈なインフレの中で生きていたという事でもあります。
現在は超低金利時代なので忘れがちですが、昔を知ることは投資の参考として損はありません。さらっとした内容で1分半くらいで読める内容です。
住宅ローンの推移
Google先生に聞いてみました。
住宅ローン金利の推移です。1976年からの国土交通省の資料です。
年 金利(%) 1976 9 1977 7.92 1978 7.62 1979 8.22 1980 8.52 1981 8.34 1982 8.46 1983 8.1 1984 7.74 1985 7.68 1986 5.5 1987 5.7 1988 5.7 1989 6 1990 8.5 1991 6.9 1992 5.7 1993 3.8 1994 4 1995 2.625 1996 2.625 1997 2.625 1998 2.5 1999 2.375 2000 2.5 2001 2.375 2002 2.375 2003 2.375 2004 2.375 2005 2.375 2006 2.625 2007 2.875 2008 2.675 2009 2.475 2010 2.475 2011 2.475 2012 2.475 引用元:SUMAIシミュレーション
私の父が、家を購入した時が1977年か1978年あたりと思うので、確かにそうです。お父さん、疑ってごめんなさい。。
年功序列で給料が上がったとしても、金利を支払うだけで生活ギリギリだったのではないでしょうか。
私はまだまだ小さかったので、物価の上昇とかは記憶にありません。かろうじて値段を覚えているのは駄菓子くらいです。
私が経験してきたインフレ
幼少時、祖母が手芸屋をしていたので、良くお店に預けられていました。
幼稚園の頃は、お昼ご飯は近所の定食屋さんに一人で食べに行っていましたね。緩い時代だったのです。
大体、500円札を1枚渡されて何か食べて、おやつも買っていたと思います。500円札というのが昔はあったのです。現在価値で考えると1,000円札と同じくらいでしょうか。
デフレ期間が長い日本でも、35~40年で2倍くらいにはなっているイメージです。72の法則で考えると2%の複利で倍になるのは、72÷2=36。意外に感覚と合ってます。
72の法則(72のほうそく)とは、資産運用において元本が2倍になるような年利と年数とが簡易に求められる法則である。
出典:Wikipedia
政府がいっている2%のインフレがしっかり実現すると36年後、ちょうど私がヨボヨボの頃に現在の1万円だと半分くらいの購買力しか無いとか考えると、けっこう厳しい老後の可能性があります。
国民年金が満額出ても、支出額をほとんど増やさないと年金を実質半額にする事が出来ますね。年金制度を維持させるとなると妥当なラインかも知れません。
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2000年以降もインフレは続いている
身近なものだと電車賃、タバコ、缶ジュースといったものは消費税に合わせてガンガン上がりました。
雑誌や本も、高くなっています。
食費に関しては消費税8%になって以降は明らかにインフレが進んでいます。
同じ金額だと内容量がかなり減っているものが多いです。地味に乳製品は生活を直撃します。
コンビニのお弁当は量が激減しています。そういえば卵1パック98円とか、あまり見なくなりました。
団塊の世代へのイメージが少し変わりました
どの世代も、それぞれに大変な事を抱えて生きています。
私などは就職氷河期の世代で、大変だった思いがありますが、住宅ローンの事を見るとやはり厳しい時期はあったんだろうなぁ、と。
そういえば昔は色々な事が贅沢だった
たとえば外食とか。今ほどお店が無かったというのもありますが、外食は贅沢だったような気がします。
エアコンもビデオも贅沢品だったような。。当時は消費税は無かったものの、物品税というものがありました。
消費税導入と共に無くなった物品税ですが、今の時代なら贅沢品への課税の方が理解を得られるような気もします。
節約をうまくすれば、生活コストを抑えながら現代社会の恩恵を受けやすい時代ですしね。
おわりに
父が買った家は、築40年になっています。新築にするような余裕があるワケでもなく、売って簡単に住み替えられるような状況でもないと思います。
ローンは終わっているので、古くなった家を地道にメンテナンスしながら住むかたちになりますが、一般的な木造住宅が果たして後20年くらい使えるのか。。
私は賃貸暮らしなので、住宅ローンとは無縁の生活ですが老後はどこか安い中古マンションがあれば、良いなぁと思っています。
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