連休前にラジオを聞いていると、国家公務員の60歳定年を段階的に引き上げ65歳にする代わりに、給与は7割程度に抑えるというニュースを聞きました。
どんどん働く期間が長くなるなぁ、という思うと同時に、いつまで少子高齢化が続くか気になったので少し調べました。
少子化の結論だけ先に出します。
氷河期世代としては働ける時期まで働く。こういった選択肢しか残っていません。あとは投資で補うくらいです。
投資好きな人は、少子化の参考データとしたPDFが結構面白いので。お暇な人はお付き合いください。
気になったニュースは公務員の定年65歳に 給与は5年連続上げ 人事院勧告という記事です。日本経済新聞2018年8月10日付けで出ています。下記はその引用になります。
人事院は10日、国家公務員の定年を60歳から65歳に段階的に上げるよう国会と内閣に申し入れた。60歳以上の給与は60歳前の7割程度に減らす。公務員の定年延長を進めることで、民間企業にも定年の延長を促す。2018年度の国家公務員一般職の月給を平均655円(0.16%)、ボーナス(期末・勤勉手当)を0.05カ月分引き上げることも勧告した。
そもそも民間企業の定年制は65歳を織り込んでいるだろうと思っていました…
うちの会社は既に65歳定年制なので、60歳定年の会社は少ないだろうと思っていました。
ちょっと調べてみると、まだまだ60歳定年制の会社が多いようです。
引用元:公益財団法人 生命保険文化センター 定年の年齢は何歳が多い?
平成28年の厚生労働省がデータ元なので、かなり信用が出来ます。大企業ほど60歳定年の割合が高いのですね。
全体で見ても80%の企業が60歳定年制です。
途中で世の流れという事で民間企業も60歳からは仕事内容同じで給料低めの流れになりそう、とか思っていたら先回りで回答も用意されていました。
再雇用とかいう制度がすっかり忘れてました。勤務延長と再雇用制度でほぼカバー出来ています。
個人的にはもう60歳くらいになったら引退をしたいと思ってます。それでも、あと20年くらい仕事する必要があります。
年金支給が70歳とかになったら、70歳まで働くという笑えない世界が目の前まで来ています。
この現実を見て、日本の未来に希望を持てと言えないし、少子高齢化も止めようが無いのではないかと、思ってしまいます。
現役期間が伸びて嬉しいというニュースも見ますが、ほとんどの人は稼ぐために働くので、それだけ余裕がなくなっているだけじゃないの?とか。。
少子化はいつまで続くのか
個人的にはもう死んでるだろうからどうでも良いかな、とも思うのですが調べてみました。
私の勝手な憶測では人口半減の6500万人くらいか、と適当に考えていたところ…
Google先生に聞いたら、すっと検索結果にPDFを出してくれました。恐ろしいです。
2007年時のデータですが、出生率1.39くらいだと2100 年の日本の総人口を6,414 万人と試算しても、まだまだ減り続けるようです。
明治以降、新興国として人口の伸びが高過ぎただけで、徐々に欧州先進国と同じような数字に落ち着くようです。
今後の日本の人口減少の見通しについて見てきた。今世紀前半を通し我が国の人口減少は続く見通しであり、日本の人口は1億人を割り込み、更に今世紀末までには少なくとも現在の欧州主要先進国並にまで減少していく可能性が高い。
ただ同時に指摘できることは、①19 世紀以降の日本の人口増加は急激であり、明治時代の日本の人口はフランスと同じ程度であったこと、②近年のフランス、スウェーデンに見られるごとく、先進国における出生率の低下にある程度の時期に歯止めが掛かり、出生率が回復していくケースもあるということである。
単純に予想した6500万人は結構良いセンをいっていました。実際には2100年頃には、流石に人口問題に着手したものが徐々に効果が出てきて、同じくらいで推移しそう、という内容です。
という事は、うちの子供が仕事には困らないのかも。
PDFの内容は普通に面白いので、興味がある人はお読みください。新興国株へ投資しようとしている人も何か参考になるかも知れません。
氷河期世代の私は、2055~2065年あたりに本当にお荷物扱いされ、老いて死んでいく不安な未来を想像してしまいます。
お読み頂きありがとうございました。
応援クリックをして頂けると毎日更新する励みになります。
にほんブログ村
関連記事です。
氷河期世代であれば、老後も凍てつく世界で生きる必要があります。とりあえず年金に期待できない分をおぎなう方法として、つみたてNISAは用意しておいた方が良いと思います。
意外と読まれている記事