皆さん、米国株派ですか?それとも全世界派でしょうか?
管理人は米国株派です。
りんりさんのtweetにもありますが、失われた10年を織り込みつつ、老後までにはそれなりに株数を貯めていけたらと思っています。
米国株式市場において「失われた10年」は割と頻繁に発生しています。
そういう可能性も十分織り込み、自身の投資環境やリスク許容度に合わせて、
無理のない、現実的な、投資・資産形成の計画を立てることが大切だと思います。https://t.co/X487mOBki4
— りんり@バンガードS&P500ETF(VOO) (@SandP500ETF) November 26, 2021
さて、楽天証券が運営するトウシルで「この先も米国株インデックスファンド1本で持ち続けていいのか?」という記事があったのでシェアしたいと思います。
ネタバレになりますが米国株インデックス一本で良いか悪いかは書いていませんでした。しかし初心者向けに大切なことがあったので記事にしたいな、と。
外部リンクS&P500、NYダウ…米国株インデックス投資は本当に安心ですか:資産形成の疑問まるごと解決!その1
では、一緒にインデックスの基本を復習していきましょう。
米国株インデックス投資は本当に安心ですか?
ここ10年以上、米国株が好調なことと合わせて、米国株に投資できる投資信託が劇的に改善されたこともあり、下記のような質問が増えているようです。
そして最近、投資信託で投資を始められた方からは、「米国株インデックスファンドは本当に安心か?」「この先も米国株インデックスファンド1本で持ち続けていいのか?」「米国株、全世界株、日本株、どのファンドがよいのか?」など、米国株のインデックスに連動するファンド(投資信託)に関する質問が多く寄せられたことも特徴です。
記事では米国株が良いか悪いかには触れず、インデックス投資の基礎が書かれていました。
いや、ホント勉強になるな、と。
まずは、どれが儲かるかより、どれだけ損失を食らうか想定すること。
ちょっと見ていきましょう。
米国株インデックスファンドに投資するなら○%の損失は想定内
一番良かったのがこちらの画像。
68.3%の確率で標準偏差の1倍に収まる
95.4%の確率で標準偏差の2倍=36%の上下
標準偏差の3倍というのは99.7%以内なので100年に一度級というリーマンショックがコレでした。これ以上のモノとなると世界大恐慌クラスでしょうか。
標準偏差は例のコレです。
ただ、頭で分かったつもりでも、いざ下落局面になると慌ててしまうもの。
そうならないために教訓を学んでおくと良いかも。
長期投資の失敗パターン
長期投資を掲げていても、なかなか難しいものではあります。お金がかかると人の脳味噌はめちゃくちゃ負荷がかかっちゃうんですね。
良くある失敗パターンは2つです。
- 底値での投げ売り
- 損失回復からの「やれやれ売り」
底値売りとかギャグやろwwwと思うかもですが、暴落中とかはどこが底か分かりません。市場参加者が恐怖で売りつくさないと誰も買いに入らないので。
ただ、大体において長期投資を標榜した初心者が投げ売ったあたりが底というのはリーマンショック以降、何度も見てきました。
次に「やれやれ売り」ですね。
こちら、記事で素晴らしい画像が。
個人的にはコレで投資から降りた人もけっこういると思っています。
コロナショックは回復が早過ぎましたが2018年の調整あたりは相場への不安感もまだまだありました。
そして、次の調整局面はいつまで続くか分かりません。ただ、持っているリスク分動く(もちろん上にも下にも)ということを理解しておくと「やれやれ売り」は防げるかな、と。
米国インデックスの将来リターンは分からないものの、知ってて損はしない記事でした。
最後に全世界と比べてどうなの?というところを。
米国・全世界・日本の株式 どれがいい?
ぶっちゃけた話、どれでも良いです。
一番コンサバでおすすめなのは全世界です。
最後にもう一枚トウシルの画像をお借りしました。
直近3年程度だと米国、全世界、日本ともにリスクはざっくり18%弱のようです。
で、今の時点での株価は過去の話なので、上下にどれだけブレるかをイメージできると長期投資は楽になるんじゃないかな、と思います。
トウシルでは米国株のトレンドが強かったことも書きつつ、証券会社らしい答えが。
米国株インデックスファンドについては、運用期間を十分に取り、低迷期間があっても回復を待てるなら、長期的に高いリターンが期待できるので、おすすめです。
しかし、仮にマイナス期間が数年間続いてしまった場合に、「待つ時間がない」「マイナスに耐えられる自信がない」なら、リスクを低減したバランス運用などがおすすめです。
結局はどの国のインデックスを持つというより、自分のリスク許容度に合わせてリバランスできるかという方が重要になってきそうです。
そういった意味でも個人的にはバランスファンド推しな部分もありますね。
おわりに|米国株インデックス投資は本当は安心じゃないのでリスク許容度を知っておこう
最後にゴールドマンサックスの米国株低迷期の画像を紹介して終わります。
色が塗られた期間が低迷期ですね。
10年どころか20年規模で低迷する国だったということは理解しておきたいところ。
1960年代のスタグフレーションと、1999年からのITバブル崩壊~リーマンショックは人が投資を諦めるには十分すぎるほど長期間です。
代わりに日本のバブルや新興国株の勃興がありましたね。
そういった意味では全世界株式(オールカントリー)は誰でもおすすめできる商品です。ただ、オールカントリーでも結局は半額になるリスクがある、ということを理解しつつ、コツコツ買い続けるのが良いかな、と。
なので、非課税キープという精神的防壁を持っている「つみたてNISA」は庶民が資産形成するのに最適なツールとも感じました。
ゴールドマンサックスの画像を見ていると、また10年くらい低迷を受けなアカンのかなぁ、と憂鬱になりますが、皆さんと一緒にコツコツと資産を積み上げていけたら嬉しいです。
ともに頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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