国に頼らず、老後の準備は自分でやっていく時代になってきました。
ネットでは情報が溢れすぎているし、投資信託もたくさんあり過ぎてどれを選べば良いかが分からない。
そういったお悩みに当ブログより長期投資で運用すべき投資信託をご紹介します。
当サイト(氷河期ブログ)管理人の老後に向けた投資経験は12年以上。
リーマンショックで資産半減して投資から離れていった人たちも多く見てきています。(私も半減しました…)
長期投資は少額でも早く長くが鉄則です。悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。
長期投資で選ぶべき投資信託ベスト5
ここでは20年以上という比較的長い期間を運用していく、といったテーマで投資信託を選んでいます。情報発信する場で決め打ちするのは勇気がいりますが、独断含めご紹介をします。
ネット上では株式100%運用の人も良く見ます。投資ブログを見ていても同様ですが、運用は株式中心ですが、背景には生活防衛費や暴落対策費を用意している事もあります。
あなたが長期で運用する時には、上記の点にも気を付けた方が良いです。

もし2018年の急落で、投資した商品の上げ下げが気になったとしたら、リスク許容度を超えてかも知れませんね。
今後、もっと激しいのがやってくるでしょうから。。
そして、厳しい現実をお話ししますと、超長期で運用しても株式1本では想定した年6~7%というのはぶっちゃけ難しいです。
よほど恵まれた市場環境か、リーマンショック級の暴落で給料やボーナスカット、リストラに怯えた状態でもニコニコと底が見えないリスク資産を買えるネジ飛んでる人限定です。

初心者、中級者が選んでも後悔しないのは下記の5商品です。
- ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等)
- eMAXIS Slim先進国株式
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 楽天・インデックス・バランスファンド均等型
eMAXIS Slimシリーズが3つもありますね。1位と5位は違いますが、同じポートフォリオであれば、eMAXIS Slimですべて固まっていた可能性があります。
それだけ他社を圧倒する商品を出してきているという事ですね。
長期投資1位:ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
あまり目立たない商品ですが、当サイト(氷河期ブログ)一押しの投資信託です。世界最大の機関投資家である日本の年金機構に似た商品構成でもあります。
伝統的な4資産と呼ばれる日本株式、先進国株式、外国債券、国内債券を各25%の比率で保有してくれます。ちょうど株式半分、債券半分にもなります。
リバランスも自動でしてくれるので、暴落時にも淡々と自信をもって積立投資が出来ます。株式が急落した時、機械のように株式購入を出来る人は本当に少ないです。
2018年1月下旬、10月中旬の下落の時にすんなりと株式クラスの資産を買い増しを出来た人はどれだけいたでしょうか。まだ落ちるからもう少し待とう。そう思った人が大半だと思います。
また、リーマンショック級の急落に対しても債券部分がクッションとなり、最大下落率も10~20%と比較的安心が出来る商品です。
リンクは新しいタブで開きます。興味がある商品記事をお読みいただけると嬉しいです。
長期投資2位:eMAXIS Slimバランス(8資産均等)
伝統4資産に加え、新興国株式、新興国債券、国内リート、グローバルリートを加えた商品構成になります。その分、リスクも増えます。
(分散されるからリスクが減るではなく増えるです。)
新興国や不動産にも分散することで、リスク資産を分散しつつ新興国の成長を取り組みたい人には最も魅力的な投資信託です。
いわゆる究極的な投資信託ですが、リスクと期待できるリターンを見て選ぶ商品でもあります。
超長期でみれば鉄板商品には間違いありませんが、目論見書を見てると出てくる平均リターンは少し気を付けた方が良いです。
平均5%を期待するより、伝統4資産と同じく結果的に3~4%と考えておくと良いかも知れませんね。
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長期投資3位:eMAXIS Slim先進国株式
同じeMAXIS Slimシリーズで全世界タイプが出ていますが、株式クラスで最安の信託報酬、成熟したグローバルな企業群への投資という事で、長期で投資をする場合にはこれ一本で十分な商品です。
新興国は思っている以上にリスクも大きいです。そして20年以上という長期投資をしていく中で、新興国も成長をしていけば先進国株式に入ってきます。
株式のリターンを求めたい方にとって最高の商品であることは間違いありません。
管理人はeMAXIS Slim米国株式をつみたてNISAで買っていきますが、万人にオススメするとなると先進国株式を選びます。

リーマンショックでは50%近い暴落をしているので、これ一本でやっていく際は追加投資を出来る現金も用意しておける人向けですね。
長期投資4位:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
ついに登場した全世界株式です。これ一本で新興国も日本も含め、全世界へ投資が可能です。
新興国をどれくらい組み入れるかといった事で悩む必要もありません。ただ、この商品を保有し続けるだけで世界の成長を全て享受できます。
先進国株式同様、暴落時には最大50%といった下落を覚悟する必要がありますが、リスク許容度と照らし合わせながら保有するなら、これ一本でリスク資産は良いのではないかと思います。
今後、オールカントリーがeMAXIS Slimシリーズの旗艦商品になっていくでしょう。ライバルの楽天VT投信も考えましたが、三重課税といった問題も残りますので、こちらをオススメします。
先進国株式よりランクが低いのは、新興国のリスクです。
先進国株式だけで相応のリスクを取っており、リターンは過去において申し分ない実績を重視しました。
長期投資5位:楽天・インデックス・バランスファンド均等型
楽天とバンガード社がタッグを組んで出したバランスファンドです。要塞ともいえる鉄壁な商品で全世界株式株式と全世界債券を半々ずつという潔い投資信託です。
個人的には圧倒的1位にしたい商品なのですが、いかんせん不人気すぎます。
関連記事最強と思える楽天バランスファンド均等型の純資産が2億円で唖然とした
本来は4資産均等型とこちらを1,2フィニッシュ、8資産均等型をリスクも取れる人に向けて紹介したかったのですが、オススメ商品としては5位という形に。
個人的に余剰金でS&P500投信とも合わせて長期保有をしていくので、当ブログで経過を報告していければと思います。
まとめ
- 人は思っている以上に下落に弱い
- 長期投資では相場に居続ける事が一番大切
- その中でオススメするのはバランスファンドが上位にくる
- 先進国株式、全世界株式は素晴らしい商品だが余裕資金の用意を
昔のように定期預金でお金が増えた時代は終わりました。高齢者が増えるにつれ国の福祉も期待できなくなります。
その中で個人が出来るのは、投資をして少しでも運用をするという事です。しかし元本を減らしすぎては元も子もないと私は思っています。
自分に出来る範囲を理解して、少しでもゆっくりでも全然十分ですので、時間をかけて大切に運用をしていきたいですね。
関連記事です。

株式の超長期運用72年のうちベストな5日を逃すとリターンは半減をします。いわゆる「稲妻が輝く瞬間」です。
上がる時は何をしていてもあがるので、一般人は暴落を耐え抜いて相場に居続ける事が最上の投資法になります。