株式投資とはどれくらいの期間をかけて運用するものなのか

資産形成

投資をしている人ならバイアンドホールドという戦略を聞いた事があると思います。最近、投資を始めた人にも有効な考え方なので記事にしました。

株式投資はどれくらいの期間をかけて運用するのか、という内容です。

長期保有は大いに効果があります。時間は投資において最強の武器という事が伝われば幸いです。

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回答

最適解は永久です。死んだらどうするの?と思う人がいると思いますが、それを見越して相続をするくらいの意志を持ちましょう。

別段、ふざけていっているワケではありません。

「敗者のゲーム」の中でチャールズ・エリス先生が言っているように、全ては購入時期と売却時期が結果を決めます。しかしながら上げ下げを読む事は不可能ですし、「稲妻が輝く瞬間」を取り逃すとアウトです。

このゲームに参加した以上は、永久保有で必要な時に必要な分を取り崩すことが重要になってきます。インフレの脅威と株式暴騰の恵みを受けとるためには市場へとどまり続ける必要があるのです。

滅ぶことのない指数をパッシブ運用するのであれば、取り崩して残るものは相続すれば良いという事になります。

 

実際に個人が出来る事

永久が最適解として、一個人が永久保有を普通は考えません。大体が自分の為の資産運用なのです。ですので、保有期間を出来る限り長期間にする、という事を第一目標にします。

 

エリス先生は「稲妻が輝く時」と書いていますが、株式の暴騰はまさに稲妻のようなものです。本当にいきなり来ます。

私が体験したところでは、もう相場は死んだと思った2009年初頭、2011年下半期くらいでしょうか。タイミングを見ていたり投資を恐れてキャッシュを貯めこんでいたら確実に取り逃していたと思います。

直近では、2017年は全ての月で「保有するだけ」が最良の選択でした。

 

具体的には30年以上インデックス投資をすれば、アメリカの株式市場であれば負けた実績はありません。

これを中心にして30年以上の保有を組んでいくというのが一般的な戦略になると思います。つみたてNISAが使える分は全部使う方が良いでしょう。

特別法人税の懸念が消えていませんが節税効果の高いiDeCoも有効です。

理想をいえば40年は保有したい

20歳から積み立てを始めて60歳くらいから徐々に取り崩すくらいが理想的かと思います。

20歳だとそこまで投資できる金額はありませんが、60歳なら労働力もまだ現役世代という時代です。収入と合わせれば、それなりに良い暮らしが出来る人が大半と思います。

30歳になれば貯蓄も収入も安定してきて、投資に回せる金額もそれなりになっていれば、40年後の71歳からは年金も含め、かなり良い暮らしが出来るでしょう。市場状況次第ですが、50歳以降は住宅ローンの返済等を優先し、投資に回す金額を減らしても問題ないかも知れません。

20歳で積み立てたものは61歳で使い切って問題ありません。21歳で積み立てたものは62歳で使い切るというループです。

 

それでも、100年に一度の危機レベルの暴落が隣り合わせですので、年金が支給されるまでは1年~2年の生活費を現金で用意しておくと安心して取り崩し生活が出来ると思います。

合わせて収入の80%で生活が出来るようにしていれば、リーマンショッククラスの暴落がきても耐えられるでしょう。まぁ、普通に40年も保有していれば大きな暴落に4回くらいは巻き込まれるとは思いますが。。

 

ちなみに40年という期間ですが、年金の満額受給期間も40年です。あわせて、72の法則にあてはめると複利回りで3.6%あれば40年前に投下した資産は4倍になります。

株式200年の長期リターンが6.7%として、最終年度で暴落を受けても40年という期間をとれば3.6%という数値も厳しい数字ではありません。

上記図は実際に年金運用をしている年金積立金管理運用独立行政法人GPIFの運用成績です。

2001年から2017年の期間で、ITバブル崩壊とリーマンショックを受けているにも関わらず年率3.39%という数字を残しています。運用比率は株式50%、債券50%です。

 

暴落時の対策

将来のことは誰にも分かりませんが、株式は常に暴落するものという意識を持っておく方が健全な生活を出来ると思います。ざっくりしたイメージですが、保有しているリスク資産の半額がそれにあたります。

可能であれば、全資産のうち半分くらいを現金で保有したいところですが、子育てや住宅ローンを組めば難しくなってきます。

 

個人で出来る事となれば、普段から節約を心掛けるという事が一番効果的です。支出のコントロールさえ出来ていれば、後は様々な対応が出来ます。リーマンショックでさえ、一般家庭の現金保有量はほとんど下がっていません。

人間は意外とその時の状況に応じて暮らすことが出来る生物なのだと思います。

上記データは日本銀行のホームページからホーム > 統計 > 資金循環のPDFより抜粋。

外部リンク日本銀行ホームページ

グラフに線を引いていませんが、よく見ると貯金が増えてるレベル。とは言え、一般家庭は収入減の普通にありました。製造業は工場は金曜日休みとか普通にありました。

そうなると残業もありませんし、収入は減りますね。私個人の友人を見ても、それなりの知名度がある会社でもアルバイトでの副業をOKにしたところもありました。

まぁ、どこを削られたかというと、世帯主のお小遣いとかそこらへんで調整されていました。私に至っては倒産で仕事が無くなっています。生活防衛費の重要さを改めて実感させられた時です。

 

この話で驚かすとかではなく、100年に一度クラスの金融危機でも一般家庭はしっかり耐えきっているという事です。

その時に売らずに保有したり、あまつさえ激安市場に買い向かった結果は色々なチャートが表してくれます。

何度も書いている事ですが、市場に居続ける事、株式を売らずに生き残る事が一番大切という事です。

関連記事です。少額でも時間という魔法で大きな効果をうみます。

月1,000円、月3,000円の少額投資にも意味はある。大きな意味がある。
長期投資での3,000円は大いにものをいいます。

まとめ

  • リスク試算(株式投信等)の保有期間は可能なら永久もしくは40年を予定とする
  • 理由は暴落も暴騰も誰にも予測は出来ない為(当たる人は宝くじも当たる理論)
  • 若いうちは投資に充てられる資金も少ないが40年後はまだ労働する機会と体力がある
  • リスク資産は最大値で半額になる事を想定しておく
  • 暴落が来ても慌てないようレベルの貯蓄と生活レベルのコントロールをしておく

保有期間は長ければ長い方が良い、という補足説明にもなっていると幸いです。